奥八九郎温泉(Hachikuro Spa)
施設名 奥八九郎温泉 天然ジャグジー 場 所 秋田県小坂町野口 源泉名 − 泉 質 含石膏食塩泉
温 度 約31℃ pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 無色透明、ぬるめ、炭酸味、金気臭、足下自噴、かけ流し 料 金 無料 営業時間 24時間
秋田県の山奥にある奥八九郎温泉の野湯軍団の中では一番マイナーな温泉。案内板などで「奥八九郎温泉」とあるのは通常の奥々八九郎温泉のことを指しており、この温泉ではないことを付け加えておく。
奥々八九郎温泉へ向かう途中の分かれ道から川の分岐方向へ向かって100mほど歩くと築堤ダムがそのまま道になっている場所がある。そこを渡った先に営林署の「責任を負いません」立て札があるのですぐにわかるだろう。RV車なら築堤を渡って向こう側に行けるかもしれないが、手前に止めて川を渡る方が無難だろう。
渡った先の右手に大きめの円形プールサイズの湯だまりの底のあちこちからブクブク気泡があがっているのが見える。周囲の土手には温泉熱からなのか早咲きのフキノトウが大きく花を開かせていた。近くに脱衣する場所がないため、木に服を掛けて脱衣しいざ浴槽へ飛び込む。意外に浅いこの浴槽は腰を下ろしても胸程度までしかつかることができない浅さだ。お湯は炭酸味がするこの地区特有の炭酸鉄泉で、透明ながら赤い湯華が底に沈んでいるため湯に浸かるとあっという間に赤濁してしまう。初春の外気5℃という環境でここに浸かるにはかなり度胸が必要だがこの温度に慣れてしまえばこっちのものだ。湯温は30℃程度しか無いため夏だったらきっとすばらしい湯温を味わうことができるのだろう。けれど、夏はアブが…。この浴槽がマイナーであり続けるわけがよくわかったような気がする。H20/3/30
ボコボコうなりを上げる自噴ガス。これでもう少し温度があればバッチリなのだが… この川を渡った先にあるため、サンダルか裸足で向かう。