俄虫温泉(Gamushi Spa)



【お風呂探訪編その1(内湯の巻)】
 天井が高く、明り取りの窓から日差しがきれいに差し込む浴室は、白タイルを使って明るい色合いになっている。初めて俄虫温泉旅館の存在を知った頃は、もっと昔風の鉱泉宿の浴室をイメージしていたのだが、それとは全然違って新しい感じの浴室だった。手前にジャグジーのついた2人サイズの丸い浴槽(まだお湯が1/4しか溜まっていなかった)、奥にメインの浴槽があり、両側に洗い場が並んでいる。シャンプー類もしっかり完備されており、これで400円という値段設定は嬉しい。浴槽の奥の湯口からは豪快に熱めのお湯がじゃぶじゃぶ注がれている。消毒臭が香る透明なお湯は肌に差し込んでくるような感じがする力強いお湯だ。体を温めるにはちょうどよい熱さかもしれない。

【お風呂探訪編その2(露天風呂の巻)】
 露天風呂へ出る扉を開くと、外気温1℃という現実が肌に突き刺さってくる。天気は良いのだが、この日の気温は朝から一桁台の前半だったのだ。庭園風の露天風呂は風情があり、内湯の白に対してガムシ感(勝手なイメージ)が高い。個人的に、このガムシ感が良かった。寒い中で、早速露天風呂に浸かってみると、これがとてつもなく温く感じられるのだ!外気温との兼ね合いなのかもしれないが、39℃程度の湯温だったと思う。大きな岩を伝って注がれるお湯はそんなに大量ではなく、少しずつ静かに浴槽に注がれている。内湯と違ってやわらかめの浴感があり、とろみを感じる。ツルスベ感は無いが、ゆっくり入っていられそうなすてきなお湯だ。お湯の表面から消毒臭は無く、温泉臭がふんわり香ってくる。露天風呂のすぐ横にはサウナと水風呂があり、地味に稼働していた。ちなみに水風呂は地下水を利用、露天風呂は温泉と地下水との混合を加温しているとのことだった。個人的にこの湯遣いがとても気に入った。

 しかし、俄虫温泉旅館で一番良い湯遣いはここではなかった!!!

 

 【お風呂探訪編その3(家族風呂の巻)】
 廊下の分岐から先にある休憩所(無料)を抜けると、そこに家族風呂が3つもあった。それぞれの名前があり、【露天の間:1,800円@1時間】、【和の間:1,500円@1時間】、【森の間:1,500円@1時間】と、部屋によって値段が若干違うが、なんとどの部屋のお風呂も源泉かけ流しなのだ。しかもやや熱めのセッティングとなっている。ふんわり温泉臭が香り、湯遣いが抜群に良い。時間と予算と意欲の都合で家族風呂は利用できなかったが、俄虫チャレンジをするウォッチャーの皆さんには、ここの家族風呂にぜひ浸かって、その詳細を掲示板にてレポートをしてほしい。
 ※宿泊客は+500円で利用できるらしい。


こちらが【露天の間】と呼ばれる家族風呂の内湯。    そして付属する露天風呂。どちらも2人サイズ。


【和の間】、【森の間】、そして森の間の内湯。かけ流されている様子が見えます。 

【ガムシのまとめ】
 俄虫温泉旅館…、その名前からは到底想像もつかないお風呂のワンダーランドでした。公式パンフレットによると「湯煙たなびく山峡の温泉旅館」というキャッチフレーズで、解説文では「静かな山あいの清流につつまれて、湯のぬくもりが心地よい。花の色に、鳥のさえずりに、、、四季折々の情緒と贅をつくしたおもてなし。俄虫温泉旅館で素敵な一日を。」と紹介されている。宿泊や宴会で利用した場合は、希望制で「江差追分日本一の名人ショー」を予約することもできるのだそうだ。うぅん、日本一の名人…、見てみたい。
 ちなみに厚沢部町の高齢者(65歳以上)は100円で利用できるのだそうで、地元の高齢者の方に人気らしい。隣にある上里温泉は13時から営業なので、比べてみると、こちらの俄虫温泉旅館の方が営業時間も長いし、単独でも家族連れでも利用形態に合わせて選べるから便利であろう。

 帰り際に、入り口の扉横にヒグマの剝製がいることに気付いた。ヒグマにしては小さいことと、熊らしからぬ色あせ具合からなのか妙に愛嬌があるヒグマに見える。「ありがとうございました。またどうぞ〜!」とでも言っているのであろうか?
 あとから調べてわかった事なのだが、俄虫(ガムシ)とは、「カムイウシ(熊が多い)」というアイヌ語に由来するという説が主流なのだそうで、だから玄関にヒグマの剝製が置いてあったということである。やはり北海道の地名は漢字からだけでは判断できないので、しっかりチャレンジする必要がある!ということだろう。今後の教訓にしたいと思った。
 まあ、この近くまで来て、時間に余裕があったらまた来るかもしれない(;^_^A。

【ガムシ探索を終えて】
 2年前にJake氏の申し出をスルーしてしまった自分が情けなく、今はJake氏に申し訳ないという思いで一杯だ。
どなたか、ぜひ夏に俄虫温泉旅館の家族風呂3つハシゴの旅に出かけませんか?(^^)/

2025/3/29