安楽温泉(Anraku Spa


施設名 安楽温泉
場 所 秋田県由利本荘市
源泉名 安楽温泉
泉 質 ナトリウム-塩化物強塩泉
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 茶褐色うす濁り、濃い塩味+エグ味、適温、鉱物系アブラ臭
料 金 600円 営業時間 12:00〜20:00

 由利本荘市の市街地にある温泉旅館。以前は日帰り不可の施設だったらしいが、最近は午後から一般に開放している。宿泊すると1泊2食付きで8000円からと、リーズナブルな料金設定だ。近くにある鶴舞温泉(公共)とは一線を画している。600円(2時間)という料金は確かに高いかもしれないが、それに見合った分は確実にある施設。

 入り口から奥へ奥へと進んだ場所に浴室がある。リニューアルしたらしくまだ新しい施設は清潔感があって良い。狭い脱衣所の向こうにパラダイス空間が広がっていた。入って左側に10人サイズの内湯が1つ。サウナと水風呂、そして露天風呂がある。ふんわりと香ってくるのは鉱物系の香りだ。かけ湯をすませ、ゆっくりと湯に身を沈めてみる。ピリッと熱さが感じられるのは最初だけでその後からは適温のお湯に体全体が包まれる感じだ。湯口の湯を口に含むとそのまま乾燥わかめを入れるとお吸い物になるような塩加減のお湯だ。うん、これは良い!由利本荘市の内陸の温泉施設でこんなに良い場所があるとは思っていなかったのでびっくりした。今度は露天風呂へ出てみた。二重になった扉の先にまた内湯とは別のパラダイス空間が広がっていた。溢れた場所が茶色に染まり、成分の濃さをハッキリと主張している。お湯は内湯よりやや温めで、これまた心地よい。次への移動があったため、ここでの時間制限は15分と決まっていたのだが、これがなかなか出たくなく…。結局時間ギリギリまでこのお湯に浸かり続けました。湯口付近に鼻を近づけると、鉱物系アブラ臭が香ってくる。日本海沿岸にありがちな鉱物系アブラ臭は健在だった。

 この施設はハッキリ言って大当たりです。温泉好き(アブラ臭好き、鉄好き、塩好き)の人たちはマストなお湯だと思います。ぜひ宿泊でまったりと利用することをお勧めします。ちなみに個人的な記録なのですが、この施設で東北1500湯という節目を迎えることができました。大当たりで良かったです!!
 

H26/2/8(3/31一部修正済)


  
内湯浴槽です。窓が広く、ゆったりできる広さです。   湯口は5角形湯口。そこそこの量のお湯が注がれます。   とにかく濃いんです。ノックアウト系です。

  
露天風呂全景。床の変色がすごいです。      十分な広さです。アブラ臭が香る強塩泉です。    湯口付近もこてこてに色づきます。