湯浜温泉(Yubama Spa)
施設名 三浦旅館 場 所 宮城県栗原市花山字本沢岳山 源泉名 上の湯 ※露天風呂の方の源泉 泉 質 単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉) 温 度 61.0℃ pH 7.6 溶存成分総計 590mg/kg (Na 148mg, Cl 185mg, HCO3 95mg, HS 1.9mg, H2S 0.2mg, CO2 16.4mg)
お湯の様子 無色透明,薄甘み+弱タマゴ味,微焦げ硫黄臭,白湯花,熱め,かけ流し 料 金 500円 営業時間 7:00〜19:00
国道398号線を栗駒方向へ走り湯浜峠を越えさらに走る。県境まであと少しというところでスノーシェルターを抜け,カーブの曲がり口にやっと湯浜温泉の看板が現れる。駐車スペースに車を停め,そこから先は徒歩で宿へ向かう。
最初は下り。ひたすら急な下り坂を川まで下る。川にかかったコンクリート橋を渡り,そこから先は川脇にある岩場をひたすら下流方向へ歩く。途中にお湯が噴出しているポイントもあり,心地よい焦げ硫黄臭を感じられる。森の中に陰になっている露天風呂もあったが,とりあえず宿を目指すことになる。徒歩7分という表示があるが,結局10分ほど歩いてやっと宿へ到着した。入口では大型犬のコロンちゃん(雌)がお出迎えしてくれる。内湯浴室が男女別に1つずつあり,ここへ向かう登山道の途中にある露天風呂は混浴で利用する。内湯は「いわなの湯」という源泉(単純温泉:57.5℃,pH7.8,成分計635mg)を利用している。小さめの正方形浴槽は木で造られており,ちょうど3人が入れるくらいの広さ。お湯をちょろちょろ注がせていて加水はしていない。浴室全体にうっすらと焦げ硫黄臭が香り,浴槽底には繊細なタマゴスープ湯花が沈んでいる。これで単純泉ですか?成分表を見るとHS<0.1mg,H2S<0.1mg,とある。嘘でしょう。これだけ硫黄臭が感じられ,白い湯花で単純泉とは。極上のお湯です。思わず30分くらい浴室内でまったりしてしまいました。浴室内にも脱衣所にもランプがあり,夜はこの明かりで湯浴みできるようになっている。この雰囲気はぜひ味わってみたい。夜間は自家発電が止まるため,シャワーの利用を控えるようにという張り紙もあった。こんな宿まで来てシャワーを利用しようという気持ちは生まれません。当然汲み湯でしょう。浴後もロビーにておかみさんやオーナーと温泉談義に花が咲きました。この旅館はとても気に入りました。来年になるが必ず宿泊に来ると約束しこの宿を後にした。絶対に宿泊してみたいです。
帰り際に別源泉の露天風呂を満喫しました。雨のせいで温めになっており,それが逆に丁度良い感じ。浅めの浴槽に体を沈めるとここは確実に硫黄臭が香る。湯口付近は白い湯花が岩に張り付いている。露天風呂を縁取る岩と岩の間に頭をのせそのまま足を伸ばしてお湯に沈む。うーん思わず眠ってしまいそうなくらい気持ちいいです。参りました。ここの露天風呂は見た目が野湯ですが,しっかり管理している甲斐があってか,気持ち良く湯浴みすることができる。まさに大自然の中で渓谷の美しさにとけ込んだ露天風呂と言えるだろう。そこからやはり登山道を一生懸命上って駐車場まであがることになる。体力を残すことを忘れずに。ちなみに行きと帰りでは3分ほどかかる時間が違うので要注意。
H18/8/9
この度,第12回湯めぐらんすにて宿泊利用しました。1泊2食付きで9800円 強でした。山菜料理を中心に十分な量の食事,そしてすばらしいお湯と文句なしのコストパフォーマンスでした。何よりもすばらしいのが,夜に自家発電が止まってからのランプで過ごす時間です。たった1つのランプの明かりで友と語り合う一時は本当に最高な時間となりました。また,夜にランプの明かりのみで入浴した内湯,ランプを持って山道を歩きたどり着いた露天風呂,どれをとってもすばらしい感動の一時でした。日帰り入浴で利用したときとは味わいが全然違うということを実感した1湯でした。やはり旅館は宿泊してみてその良さがよくわかります。よって★1つアップの評価です。ぜひこの宿は日帰りではなく宿泊で利用してみて欲しいです。
H19/5/12宿泊
ここが国道の入口。ここに駐車しここから登山道を約8分。 途中である川だって渡っちゃうんです。 そしてやっとたどり着いた三浦旅館。
内湯浴槽。ジャストサイズ。微焦がし硫黄臭あり。 湯口から源泉を静かに注がせる。 タマゴスープ湯花が見えますかね。
こちらが夜灯るランプ。夜9時までは自家発電あり。 道の途中にある渓流露天風呂。こちらが上の湯利用。 そして浴後また登山を10分ほどします。