湯本温泉(Yumoto Spa


施設名 旅館一城
場 所 岩手県西和賀町湯田
源泉名 湯本5号源泉
泉 質 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
温 度 97.0℃ pH 8.1 溶存成分総計 1,856mg/kg
お湯の様子 無色透明,無味,芒硝臭,熱め,ビリビリ感大,かけ流し
料 金 300円 営業時間 お湯が入っていればいつでも,要相談

 岩手県県道1号線の途中,湯田湯本温泉の奥「対滝閣」のすぐ手前にあるクリーニング店の隣にある。比較的新しい旅館で広い駐車場に小さめの看板,奥まった入口,怪しげな名前となかなか取っつきづらい感じがする旅館だがしっかり日帰りも受け付けてくれる。

 入口を抜けると奥に大きな文字で「一城」とかかげてある。何ともいえない雰囲気。もともと民宿「城」を経営していたものを旅館にした際に「一」をつけただけという話を聞いて納得した。
 さて浴室だが,男湯は緑を基調にしたタイル,女湯はピンクを基調にしたタイルを利用した広めの浴槽が1つあり,その広い浴槽に湯本温泉のアチチ源泉をかけ流している。湯本温泉はもともと源泉温度が熱いのが特徴で,それを温度調節するのが難しいと言われている。源泉をしぼってちょろちょろと注がせるとか,加水するとかが必要なのに,ここはドバドバ源泉を投入して,ドバドバとかけ流している。もしやと思い足をつっこむと「激熱」。やはり・・・。温度を測ると48℃。しかも芒硝系のお湯なので体感温度も高い。お湯に浸かるまでが一苦労だ。普通は一度入ると慣れて2度目以降はすぐなじむのだがここは熱すぎる。痛いんです。せいぜい1分程度しか浸かれないでしょう。何度となく入っては出て,入っては出てを繰り返し体を真っ赤にしながらお湯を満喫した。湯上がりにフロントへ行くと宿主に出会った。熱かったと話すと,え?そりゃごめん!と慌ててお湯を止めに行こうとした。え?やはりお湯出し過ぎ?
 やはり湯本温泉は熱湯が特徴なので,このぐらい熱くなくちゃ!と思うのは私だけでしょうか。ちなみに女湯は適温だったらしいので普段はあんなに熱いわけではないらしい。

H18/9/16


  
広めの浴室に緑色のタイルがまぶしい。    湯口上にはビーナス像。そしてなぜかドバドバお湯を注がせる。   加水口は手押し式。これじゃずっと加水し続けられない。