長寿温泉(Choju Spa   


施設名 長寿温泉
場 所 山形県鶴岡市小真木原町
源泉名 長寿源泉
泉 質

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

温 度 55.6℃ pH 8.6 溶存成分総計 1,887mg/kg 
(Na 350mg, Ca 234mg, SO4 1001mg, Cl 161mg)
お湯の様子 無色透明,芒硝臭+温泉臭,かけ流し,うっすら塩味,熱め 
料 金 350円 営業時間 6:00〜21:00

 鶴岡市にある小真木原運動公園のすぐ横にある公衆浴場。運動公園の野球場を目指して行くとコンビニエンスストアサンクスが見えるので,その手前を曲がると行ける。

 受付で料金を支払い,広めのロビーを抜けて男女別の内湯へ向かう。脱衣所はやや広めで,地域の人たちで賑わっていた。開放的な扉の向こうに広がるのは,広々とした洗い場,そして奥に鎮座する2つの浴槽だ。水色のタイル浴槽からは沢山のお湯が溢れ出し,床に波面を作っている。昼の日差しがキラキラ光ってなかなか美しい光景だ。かけ湯をして早速お湯を楽しんでみる。かけ湯をした瞬間からふんわりと芒硝系の温泉臭が香ってきた。すばらしい!これはすばらしい。芒硝好きの自分にとってはこれぞストライクゾーンど真ん中である。ビリッと熱めの湯温は約45℃。広めの浴槽にしっかり満たされ,そしてかけ流されている。湯口付近でふんわりとお湯の香りを嗅ぎ,体が真っ赤になるまで浸かり続けた。今度は小さい方の浴槽に入ってみた。ん?あまり温度の違いがないぞ。湯温はあまり変わらず,こちらも熱い。よく見ると,こちらの浴槽には「みず」と「おゆ」という2つの蛇口があり,自在に湯温を調整できるようになっているのだ。通常は大浴槽が熱すぎる人たちのためにこの「みず」蛇口をひねって,小浴槽の湯温を下げるような工夫だ。なるほど!熱いのが好みの人はこの「おゆ」蛇口をひねって…(バカな考え)。早速ひねってみると,熱々の超ピュアな源泉が注がせられるではないか。これはまたこれですばらしい。他の客の迷惑になるのですぐに止めたが,こういうバカなことを考える客も数人いる(少なくとも私の周りには2人ほどキチガイがいるが…)のではないかとついつい考えてしまう。
 この長寿温泉,カランもほんわか温泉臭がするピュアな源泉だ。これだけ町の中にあり,これだけピュアにかけ流している銭湯があるとは,鶴岡市恐るべし。今までこの優良施設をノーマークだった自分がちょっとだけ恥ずかしくなった。

H22/5/3


  
左側が熱めの浴槽。右側が温めの浴槽のはずだが…,この日はどちらも熱め。  湯口から注がれる加水なしの源泉。   溢れ出しが美しすぎます。