おもだか温泉(Omodaka Spa   


施設名 おもだか温泉 旅館 鈴の湯
場 所 山形県尾花沢市朧気
源泉名 おもだか温泉
泉 質 単純温泉
温 度 27.8℃ pH 7.9 溶存成分総計 362mg/kg

(Na 54.3mg, Fe(2) 0.5mg, HCO3 134.2mg)

お湯の様子 うす黄色透明,温泉臭,茶褐色湯花,加温あり,継ぎ足し方かけ流し 
料 金 300円 営業時間 要相談

 山形県尾花沢市の旧13号沿いにある小さな温泉旅館。尾花沢病院の真向かいにある。源泉が27℃と低いために加温利用している。小さい旅館ではあるが,日帰り入浴も快く受け入れてくれる。

 入り口から入って正面の急な階段をミシミシ下りると男女別の内湯がある。宿主から今回は女湯のほうが湯温が良いから,そちらを使うように言われたので女湯を利用させていただいた。男湯と女湯の違いは洗い場の広さぐらいで,浴槽自体はどちらも同じ大きさの正方形の浴槽だ。加温されたお湯が注ぎ込まれる湯口が1箇所,源泉継ぎ足し蛇口と加水用蛇口がある。源泉継ぎ足し蛇口からお湯を注がせるとその分だけ湯面が上がり溢れていく。あまり無駄遣いするのはもったいないのでほんの一寸だけ贅沢な気分を味わった。さて,お湯なのだが,一見無色透明に見えるがうっすら黄色がかったもので,お湯の中に茶褐色の湯花も舞っている。鉄分が感じられる湯花で,お湯からは鉄臭ではなく温泉臭がする。加温されているため湯温はやや高めの44℃だった。ピリッと熱めの設定で,湯面から香る素敵な温泉臭を嗅ぎながらしばし湯浴みを楽しんだ。これはなかなか気持ちよいお湯だ。今まで近くを通っていながら素通りしていた自分が少しだけ悲しくなってしまった。

H21/3/28


  
こちら左側浴室。小さめの正方形浴槽。    源泉を自在に継ぎ足してかけ流せます。    階下へ下るアプローチ。これだけで名湯の予感・・・。