黄金温泉(Kogane Spa   


施設名 カルデラ温泉館
場 所 山形県大蔵村南山
源泉名 黄金温泉7号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹−食塩泉)
温 度 59.4℃ pH 7.6 溶存成分総計 3,103mg/kg
お湯の様子 無色透明,赤茶湯花あり,適温,炭酸味,金気臭,かけ流し
料 金 350円 営業時間 9:30〜19:00 第1第3火曜日休み

 肘折温泉よりも2kmほど山手に入った場所にあるどん詰まりの場所にあるセンター系施設。肘折温泉の外れにあるいで湯館と同じ時期に建設されたセンター系施設で、作られた当初「本当にこんな場所に必要なのか?」と思えたことが印象に残っている。実際に地元の民家には自家源泉が山ほどあり、それぞれの民家で温泉をもっている。地元の人が通うために作ったものとは考えにくい。
 以前に一度入浴したことがあったがレポートを書いていなかったので今までアップしていなかったのだが、今回は久しぶりに訪れたのでアップしてみた。この日は36℃という気温で暑苦しかったので、普段なら冷たすぎてチャレンジできない暑い夏にしか味わえない「独自炭酸泉」を浴びるためにわざわざここを訪れた。

 入り口で入浴券を購入し、細長い廊下を突き当たりまで進む。途中、時間制で男女交代になる露天風呂があるがそちらには目もくれず進むとそこにこの施設のメインである飲泉所が待ちかまえていた。これですよこれ。この冷たい炭酸泉を浴びたかったんです。まずはグッと柄杓で1杯飲み干し、いざ男性浴室へ入った。入り口から入るとお客さんが誰もいない。何ともったいないことか。早速かけ湯をし、まずはメイン浴槽へ入ってみた。以前と変わらず炭酸味がしっかりあるお湯で、適温の温度だ。湯の中には赤茶色の湯ノ花が舞っているのが見える。木組みの天井を見上げながらフワフワとお湯に体を委ねていると幸せな気分になれる。よし!心に決めていざ炭酸泉へ。浴室の隅に炭酸泉のスペースがある。座りながら手湯と足湯ができるような作りになっていて、解説文には「手や足などを浸けていると、だんだん気泡が体についてきて血行が良くなります。」と書かれている。でも冷たいんです。いざ勝負開始です。1,2,3…。無理でした。15秒ほどでノックアウトでした。冷たすぎるんです。でもこれが気持ち良いんです。お湯と炭酸泉を1:1で割って、念入りに体にかけ湯して上がりました。湯上がりにまたグイッと炭酸泉を1杯飲み干したことを付け加えておきます。やはりここは暑い夏にピリッと炭酸泉(無理)でしょう。

H22/8/11



内湯はシンプルな十和田石のもの。  湯口から注がれる源泉。炭酸味がします。   天井もとてもアートな造り。


こちらが炭酸泉の手湯、足湯を楽しむスペース。 15秒持ちませんでした。    浴室前にある飲泉所。いつもながら豪快です。