赤芝温泉(Akashiba Spa   


施設名 小町の湯 やまぼうし
場 所 山形県米沢市大字赤芝町字上河原
源泉名 赤芝温泉
泉 質 単純温泉
温 度 29.5℃ pH 溶存成分総計 458.5mg/kg
(Na 132mg. Cl 112mg. HCO3 95mg, SO4 90mg)
お湯の様子 無色透明、弱温泉臭、加温あり、一部循環利用
料 金 400円 営業時間 10:00〜20:00(土日祝8:00〜) 木曜定休

 小野川温泉に向かう途中の道路沿いにある温泉施設。以前は広重温泉とか言っていたような気がするが、気がつけば経営者が替わっていたようだ。今回雪道の奥にまったく轍が無かったので営業しているのか不安だったのだが、車を奥に走らせていくと、手前の受付と書かれた小屋から女性の方が出ていらっしゃり、ここでお金を支払ってから行くと聞いてとりあえずお金を払って奥にある湯小屋へ向かった。あたりはしいんとしていて、本当に営業しているのか不安になってくる。入り口正面にある観音様の石像も雪が積もっていて寒そうにしていた。

 湯小屋は新しめで立派。正面にこじゃれた待合室があり、左側が女性湯、右側が男性湯になっていた。てっきり小野川温泉の引き湯だと思っていたお湯は予想外の独自源泉で、湯温が低温のため加温して利用している。まずは内湯に浸かってみた。渓流が見渡せる広い窓と明るい浴室は気持ち良く、静かにお湯が溢れていた。タイル浴槽には湯口から注がれる分だけ溢れ出しがあるが、衛生循環のためか吸い込み口と循環湯口がある。それでも十分に気持ち良いお湯だ。お湯は無色透明でクセがない感じで、うっすら温泉臭のような香りも香っている。
 今度はそこから外側にある露天風呂へ行ってみた。露天風呂は岩組みのワイルドなもので、こちらも加温湯と循環湯口(浴槽内)からお湯が注がれ、しっかり溢れ出していた。湯温は内湯と同様の温度で、香りは温泉臭というよりは芒硝系の香りが強めに感じた。このお湯は自分の好みのタイプのお湯だ。ここのお湯が気に入ってしまい、結局20分ほど露天風呂でお湯を楽しんでしまった。ふと目をやると露天風呂の隅に談笑するような石でできたテーブルや小イスがある。その奥を見ると…?え?渡り廊下?何やらその隣の施設と繋がって居るではないか。いったいここは何?

 帰り際に受付の女性に周りにあるコテージについて尋ねてみた。すると、コテージ内にあるユニットバスにも同じように温泉が引かれているとのこと。1棟5000円から借りることができるので、コテージ温泉ファンにとっては穴場的な温泉になりそうだ。(けれど、大浴場ががら空きなので、そちらの方がのんびり過ごせて良いかも)
 帰り際にもらった温泉卵(サービスなのだそうです)もとても美味でした!

H24/12/1


  
こちら開放的な景色が広がる内湯。5人サイズで洗い場も広め。   湯口から注がれる加温湯。これ以外に浴槽内にも循環湯口がある。    溢れ出しもきれいに見えます。なかなか良いです。

  
こちらが岩組みのワイルド露天風呂。雪の降る中とても気持ち良く湯浴みできました。  湯口から注がれる加温湯。    この葦簀の向こうに渡り廊下。なぜ?そして何?