関金温泉(Sekigane Spa


施設名 関の湯

 
場 所 鳥取県倉吉市関金町関金宿
源泉名 関の湯
泉 質 単純弱放射能温泉
温 度 39.5℃ pH 溶存成分総計 436mg/kg

(Na 110mg, Cl 76mg, HCO3 100mg)

お湯の様子 無色透明、無味、弱温泉臭、ぬるめ、やわらかめ、かけ流し
料 金 200円 営業時間 6:30〜21:00 毎月1日と15日が定休日(土日祝日は営業)

 三朝温泉から岡山県真庭市に向かうための国道313号に乗り、いざ県境を目ざします。その途中で楽しみにしていた温泉がここ関金温泉だ。国道沿いにある温泉ながらあまり有名でもなく、ひっそりとたたずんでいるところが良い。坂の小径を登っていった先に共同温泉関乃湯入口という案内プレートが見えた。ほんのちょっと下に下がった場所に入り口が見える。向かいの神社の境内に駐車し、いざ突入した。

 入り口から入って左側に男女別の内湯が1つずつある。脱衣所を抜けると、小さな3人サイズのヒノキ浴槽が1つあるだけのこれぞ共同浴場という佇まいの浴室が待ちかまえている。ふんわりと漂ってくる温泉臭がとても心地よい。先客が一人いたがすぐに上がって貸切状態になった。塩ビパイプから注がれるお湯は適温で、浴槽内は温めになっている。加熱も加水もないまぎれもない源泉100%のお湯だ。それが石造りの床の上をさらさらと溢れていっている。その美しさに思わずうっとりしてしまった。かけ湯をしてからゆっくり浴槽に体を沈めてみた。浴槽全方向に溢れていくお湯をながめながらあごまでとっぷりと浸かり、幸せを実感した。あぁ、このルートを選んで正解だったなぁ。無色透明、無味、温泉臭。そして佇まいが激シブ、低料金の共同浴場。真夏にピッタリの温め、さらに貸切…。これで★が5つ付かないわけがない!文句なしの5つ★温泉でした。
 ほんのちょっとのつもりがここで1時間近く時間を費やしてしまった。こことこのあと立ち寄る2軒での時間配分が、その後の悲劇を招くことになります…

H27/7/30


  
こぢんまりとした2人サイズの浴槽。ウッディな造りも良いです。   シンプルに注がれる湯口。静かに時が流れます。 この旅で一番時間を費やしたような気がします。