三朝温泉(Misasa Spa


施設名 花屋別館

 
場 所 鳥取県東伯郡三朝町三朝
源泉名 株湯混合泉(株湯1号、株湯2号)
泉 質 単純放射能温泉
温 度 51.0℃ pH 7.2 溶存成分総計 929mg/kg

(Na 244mg, Cl 245mg, HCO3 259mg, SO4 77mg)

お湯の様子 無色透明、無味、弱温泉臭、適温、かけ流し
料 金 500円 営業時間 15:00〜21:00

 福井県を走っていた14時頃に、本日の宿泊地として選んだ三朝温泉の旅館に数軒宿泊願いの電話をかけてみたのだが、どれもお断りをされてしまった。そんな中で1軒だけ快く当日の飛び込み客を受け入れてくれたのがこの宿だ。湯めぐりで寄り道を重ねてしまったため、到着したのが午後21時くらいになってしまった。簡単にチェックインをすませ、金剛という部屋に通された。部屋は広くとても落ち着いた雰囲気だ。大浴場を利用できる時間は0時までということだったがこの日は長旅の疲れもあり、浴室は翌日に回して深い眠りに就いた。

 翌朝6時からすぐに浴室へ向かった。大水車風呂と名付けられた風呂は、その名の通り大きな水車が浴室に食い込んでいるような感じで配置された和風なお風呂だ。石造りの浴槽は10人以上が一度に入れるような広さだ。薄暗い浴室の中には湯気が籠もっており、ラジウム泉の良さが十分に生かせるようになっている。石湯口から注がれるお湯は無色透明で、ふんわりと温泉臭が香っている。軽くかけ湯をして体をなじませてからじっくりとお湯に浸かった。最初は熱めに感じたものの、入っている内になれていき、気が付けばちょうど良い適温に感じるようになっていた。湯面から蒸気を吸い込み、低い天井を眺めた。今まで思っていた三朝温泉のイメージが変わり(茶褐色で重厚な足下自噴泉のイメージ)マイルドでやさしいMT湯という正しい認識をもてるようになった。

 三朝温泉にはまだまだたくさんの旅館がある。この1軒だけでは何も語れないので、いつの日かまたこの地に宿泊し、お湯を味わってみたいと思った。

H27/7/29



大浴場は広々とした空間が広がります。湯気が籠もるような造りはやはり放射能泉の浴室の特徴でしょう。   大水車が飾ってあります。


湯口その1。暗くてうまく写らなかったのが残念です。   かけ流されていくお湯たち。    絵になる大水車です。


かけ流されていく方向を見てみました。       湯口その2です。水中で静かに注がれます。    宿泊した部屋金剛です。十分すぎる部屋でした。