遠刈田温泉(Togatta Spa


施設名 壽の湯
場 所 宮城県蔵王町遠刈田温泉
源泉名 遠刈田7号泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉
(含塩化土類-芒硝泉)
温 度 65.7℃ pH 7.0 溶存成分総計 2,391mg/kg

(Na 444mg, Ca 290mg, Fe(Ⅱ) 9.8mg, SO4 897.8mg, HCO3 356.9mg, CO2 477.5mg)

お湯の様子 薄黄色透明,弱芒硝臭+土類臭,石膏味,やや熱め,かけ流し
料 金 300円 営業時間 5:00〜6:45,9:00〜21:45

 遠刈田温泉の旅館群の間に埋もれるように位置するのがこちらの小さな公衆浴場壽の湯だ。以前はすぐ近くにセンター浴場という大きな施設があったため,地元の人たちがそちらを中心に利用していたため,この浴場はいつも空いていたのだが,センター浴場が閉鎖となり新しく神の湯がオープンしてから,地元民がこちらの浴場に流れてくるようになったのだという。(どうやら神の湯は浴槽が浅いからと地元民には不評らしい)

 狭めの浴室には奥に細長い浴槽が1つあるだけのシンプルな造りで,真ん中にある四角い湯口からドバドバと遠刈田の共同源泉が注がれかけ流されている。黄土色がかった芒硝臭が香るお湯で,熱めの設定になっている。浴槽が深いため首までとっぷりお湯に浸かることができ,体全体にピリピリと染みこんでくる良泉だ。浴槽が配置してある反対側にはシャワー付カランが並び,たくさんの地元民で賑わっている。ちなみにここの公衆浴場,朝の6:45分でいったん終了しお湯を抜いて清掃時間に入ってしまう。朝の5時から6時半までのお湯は,一晩中注がせ続けた熱めのお湯。9時からのお湯は清掃したてのフレッシュなお湯となっている。個人的には朝一番の6時台のお湯が大好きである。

H20/2/16再訪


  
こちらが奥に細長い浴槽。美しい黄土色透明なお湯。   湯口は無骨な四角い湯口。かなりの量が注がれる。  こちら焼失した江戸時代の湯小屋の絵。