遠刈田温泉(Togatta Spa


施設名 神の湯
場 所 宮城県蔵王町遠刈田温泉
源泉名 遠刈田7号泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉
(含塩化土類-芒硝泉)
温 度 65.7℃ pH 7.0 溶存成分総計 2,391mg/kg

(Na 444mg, Ca 290mg, Fe(Ⅱ) 9.8mg, SO4 897.8mg, HCO3 356.9mg, CO2 477.5mg)

お湯の様子 薄黄色透明,弱芒硝臭+土類臭,石膏味,やや熱め,かけ流し
料 金 300円 営業時間 5:00〜6:45,9:00〜21:45

 遠刈田温泉にあったメイン浴場の「センター浴場」に代わる施設で,平成18年の4月に新しくオープンした公衆浴場。外観の造りは「壽の湯」を参考にしたそうで,それを巨大化させたような形をしている。入口横には足湯も併設されており,観光協会の窓口も設けられた。

 以前より大きくなったのは見た目で,中の浴室はどちらかというと以前のセンター浴場よりは小さめに感じられる。浴室に入ると左側の壁面にずらりとシャワー付カランが並び,その向かい側に2つの浴槽が並んでいる。手前には「あつい湯」と書かれた小さめの浴槽があり,奥には「ぬるい湯」と書かれた看板が掲げてある。「あつい湯」の看板は以前のセンター浴場で使っていた物と同じものを使い回した感があり,非常に懐かしい。「ぬるい湯」は縦書きの看板になっていた。
 さて,浴槽に体を沈めてみると「ん?」あまり熱くないことがわかる。以前が47度だったのに対してここは45度程度といった温度だ。確かに以前の「あつい湯」は熱すぎた。でも,何かが違うように感じてしまう。浴槽はやや浅めになっていて,溢れていくお湯を手前の洗い場方向にかけ流している。お湯自体はすばらしい浴感がある。ピリピリと肌に染みこむ気持ち良いお湯で,ここならずっと浸かっていたい気持ちになってくる。「ぬるい湯」は「あつい湯」の後に入ったせいか温すぎて逆にパンチに欠けた感じになってしまった。入る順番はくれぐれも温い方から入るようにしよう。「ぬるい湯」は温いと書いている割に普通の温度で41度と快適な温度だ。温い湯だと思って勘違いして入らないように気をつけたい。

 温度の違う浴槽が2つあり清潔で雰囲気が良いので,遠刈田温泉を楽しもうと思っている観光客にとってはとても使い勝手が良い浴場であろう。

H20/2/16


  
こちらが手前にあるあつい湯。心なしか色も濃いめです。   あつい湯の看板は以前のものと同じ??  湯口が不思議な円筒形。前のものを似せたか?

  
熱湯の向こう側にあるぬるい湯浴槽。お客はこちらに集中しています。  ぬるい湯の湯口。独特な形です。    外にある足湯。冬はやはり寒いです。