塩原元湯温泉(Shiobara Origin Spa)
施設名 秘湯の宿 元泉館 場 所 栃木県那須塩原市 源泉名 塩原温泉(高雄の湯) 泉 質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型) 温 度 50.6℃ pH 6.5 溶存成分総計 3,941mg/kgmg/kg (HS 19.7mg, H2S 70.5mg, Na 829mg, HCO3 1039mg, Cl 874mg, Mg 16mg)
お湯の様子 緑色白濁,やや酸味,硫化水素臭,温め,弱ピリピリ感,かけ流し 料 金 800円 営業時間 8:00〜20:00
塩原元湯温泉の奥に位置する旅館の一つ。3軒の中では一番大きな旅館だが,日帰り入浴を積極的に受け入れており,朝早い時間から夜遅くまで対応してくれる。今回は塩原温泉湯めぐり手形の無料券を利用して入った。
入口から一旦出て外にある別棟のお風呂が日帰りで利用できる。湯小屋は新しく,入口も廊下も全てぴかぴかだ。湯小屋には男女別の内湯が一つずつとそれぞれに露天風呂がある。旅館内にあるもう一つの風呂には別源泉が利用されているらしいが日帰りでは利用できない。
内湯は木で作られた広めの浴槽が1つだけあり,周りにはゆったり寝そべられるほどの広い洗い場がある。採光が良く,明るい雰囲気の内湯浴室だ。張られているお湯はうす緑色白濁の硫黄泉で,まずその色にうっとりしてしまう。香りはしっかり硫化水素臭が香り,これまたうっとりしてしまう。湯温はやや温めの適温で,いつまでも浸かってしまえそうな温度だ。
露天風呂は10人くらいが一度に利用できそうな広さで,川の側に面している。岩を組んで作られた庭園風のスペースに石造りの曲線浴槽が1つ設置されている。光の加減かもしれないがこれが見事なほどに美しい。うす緑色白濁の硫黄泉がキラキラ輝いて見えるのだ。湯温も適温でこれはとても心地よい。さっそく浸かってみると硫化水素の香りに思わず顔がニンマリしてしまう。ここの硫黄泉は本当にすばらしい。アブの襲来に悩まされたので内湯に退散したが,時間さえあれば何時間でも滞在してしまいたいお湯だった。
日帰り料金が高めのため,ぜひ塩原温泉湯めぐり手形を利用してお得に立ち寄ってほしい。H19/8/15
こちらが日帰りを受け付けている湯小屋入口。もう一つは日帰り不可。 広めの内湯はゆったりできるサイズ。 湯口から硫化水素臭が香る源泉が注がれる
露天風呂のグリーンは実に美しい。アブさえ居なければうっとりしてしまう。 湯口から注がれる源泉は無色透明。 何度見ても美しい緑色です。