板室温泉(Itamuro Spa)
施設名 旅館 山本荘 場 所 栃木県那須塩原市板室字程久保 源泉名 塩沢温泉組合源泉・神板室温泉組合源泉混合泉 泉 質 アルカリ性単純温泉 温 度 38.4℃ pH 9.7 溶存成分総計 645mg/kg (Na 138.8mg, Ca 56.6mg, SO4 368.5mg) お湯の様子 無色透明,無味,微温泉臭,温めと熱めの源泉が両側から注がれかけ流し 料 金 500円 営業時間 要相談
熱い日差しの中,温めの温泉に浸かりたいと思い,旧黒磯市にある山奥の板室温泉にやってきた。事前にどの温泉がどの源泉を利用しているのかわからなかったのでとりあえず手前にあった山本館に立ち寄り入浴させてもらった。浴室は階段を上がった2階にある。
ここの旅館は2本の源泉を利用しており,1本は温めの源泉を,もう1本はやや熱めの源泉を利用しており,それを左右の湯口から注がせて利用している。向かって左側が温めの源泉で約35℃。右側の源泉が42℃といったところで,熱めの源泉の方が多めに注がれている。浴槽に日差しがさし込み天然加温がされている様なイメージで,せっかく温湯に浸かりたかったところに水を差された格好だ。さてさてお湯だが,温めの源泉がとても気持ち良い。桶で何度もすくい,それを体にかける。夏の湯浴みの定番の低温浴だ。できればこの源泉の投入量を自己調節で増やしてしまいたい程気持ち良いのだ。それは宿にご迷惑がかかるのでやりはしないがそのくらい気持ち良いと思ってほしい。無色透明で無味,ほぼ無臭のお湯はあっさりしていてとてもすっきりした浴感がある。まさに夏向きの温泉といったところだ。
板室温泉の源泉は他にもたくさんあり,それぞれの旅館でいろいろなお湯を利用しているらしい。硫黄泉など濃いめの温泉が好きな人たちにとっては物足りないお湯になるかもしれないが,自分のように無色透明で味わいがあるお湯が好きな人にとってはなかなか入り応えのある温泉地だ。
H19/8/15
日差しがさし込む浴槽はキラキラ輝いている。 こちらが温い湯口。この源泉のみの浴槽があるとさらにグッド。 こちらが熱い湯の湯口。夏はぜひ控えめに…