高倉山温泉(Takakurayama Spa)
施設名 豊楽園 場 所 岩手県花巻市 源泉名 高倉山温泉(夢の湯) 泉 質 アルカリ性単純温泉 温 度 45.1℃ pH 9.1 溶存成分総計 - お湯の様子 無色透明,無味無臭,つるつる,かけ流し 料 金 200円 営業時間 8:00〜18:30
花巻南温泉郷の奥,鉛温泉の手前にひっそりとある旅館。看板などの案内板がほとんど無いので普通の人たちはついつい見逃してしまう。川の向こう側にあるのでぜひ見つけてほしい。目印としては入口の屋根を赤鬼が支えているのですぐにわかる。この鬼も必見である。
旅館の正面から入って奥へ進む途中にたくさんの防火ポスターが貼ってある。昔からあるもので,小林綾子,伊藤みどりなどを筆頭に実にレアなポスター達が並んでいる。ここを見るだけで昭和時代の後期にタイムスリップできそうになる。そのギャラリーを抜け,今度は下へ下る。その奥に室浴と書かれた浴室入口があり,男女別の内湯がある。
昔は男女混浴の浴槽だったらしく,間の仕切板をあとから造ったような形式。小判型の浴槽を半分に仕切ったような小さな浴槽に,底の方からお湯がどんどん注がれかけ流されている。無色透明でつるつるするお湯で,とても浴感があり気持ち良い。湯温も適温で長湯しても疲れないような素敵なお湯。そしてこの浴室のすばらしいところは壁面のオブジェである。女湯側に食い込むように象のオブジェがある。タキロンの板にシルエットが映っているので男性浴場側からは実に不気味に映る。
ポスターといい浴室のオブジェといい,実に面白い雰囲気の旅館である。ここは自炊のみ受け付けているのでぜひ一度宿泊で利用してみたい。最後に,いつもこの旅館をしっかり支えてくれている赤鬼さん,本当にごくろうさまです。
H17/10/20
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浴槽はもともと女湯と繋がっていた? 中央の岩の奥からお湯が注がれる。 女湯側から見た象の姿。鼻が痛そう。
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男湯側から見た象。食い込んでいて痛そうです。 ソルジャーも隣にいて浴槽を見守っている。 鬼はしっかり玄関を支え続けている。本当にごくろうさま。