瀬見温泉(Semi Spa)   


施設名 共同浴場 
場 所 山形県最上町瀬見
源泉名 町営5号源泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(含石膏−食塩泉)
温 度 67.2℃ pH 7.6 溶存成分総計 1,950mg/kg
お湯の様子 無色透明,弱微硫黄臭+石膏臭,やわらかめ,かけ流し,熱め,飲泉 370ml/1日
料 金 200円 営業時間 6:00〜18:00(自動ドアが使える時間)

 国道47号線沿いの最上町から舟形町へ向かう小国川渓谷沿いにある温泉街。平安時代の終わりに東北に落ち逃れてきた源義経が赤子を湯浴みしたといわれる歴史深い温泉地。共同浴場は立派な温泉旅館喜志楼の横にある瀬見温泉神社前にある。以前は料金箱製だったが、利用者のマナーが悪かったため、2カ所あった共同浴場(端の横にももう1軒ある)を鍵制度にし、一つを外来用にコイン式の自動ドアにした。ドアは中からは開くため、一度中にはいると中からは何度でも開けることができるが、外から開けるにはもう一度お金を払わなければならない。共同浴場横にふかし湯という箱サウナがあるが、営業しているのを見たことがない。温泉神社の鳥居横に同じ源泉を引いた飲泉場があり、そこからもすばらしい湯がかけ流しになっている。
 狭い脱衣場をぬけ、狭い浴室にはいると長方形の深い浴槽が待ちかまえる。源泉が直入になっているため、先客がいなかった場合は30分で人間が入れない温度になる。水道を使って適度な温度に調節してはいるが、次の人のために埋めすぎには注意が必要。お湯は無色透明だが、手にからみつく柔らかい名湯。開放的に窓を開けると清流小国川が目に入る。運が良ければ深夜でも入浴が可能な湯。文句なしのすばらしい湯である。

H15/1/2再訪


 久しぶりに瀬見温泉の共同浴場を訪れてみました。びっくりしたのは料金が200円に値上げされていたこと(平成20年11月に値上げ)です。時代の流れなのでしょうか,学生時代からずっと愛用してきた愛着ある共同浴場だけに,複雑な思いがあります。お湯はやや温め,相変わらず芒硝臭が香る良い湯でした。浴槽を巻くようにして排出される溢れ湯の仕組みも同じまま。いつの日か300円になる時代が来るのかと思いながらゆったりと湯に浸からせていただきました。

H20/12/28再訪



瀬見内湯。朝一番は激熱です。    曇って見えないけれど,昔の湯口と新しいパイプ湯口。   自動ドアの料金投入口。いつのまにか200円に…