瀬見温泉(Semi Spa   


施設名 喜至楼
場 所 山形県最上町瀬見温泉
源泉名 町営5号源泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(含石膏−食塩泉)
温 度 67.2℃ pH 7.6 溶存成分総計 1,950mg/kg
お湯の様子 無色透明、やわらかめ、かけ流し、熱め 
料 金 500円 営業時間 9:30〜15:00

 瀬見温泉内で一番巨大な老舗旅館。自炊専門の本館と旅籠用の新館がありそれぞれ入り口が異なる。

 今回は本館の岩風呂とあたたまり湯に入ることができた。ローマ風呂,オランダ風呂は女性専用タイムとのかねあいで今回は入れなかった。岩風呂はぬるめで,全体を岩のような石組みで作り,せまい浴室内にいい雰囲気を出している。浴槽が浅めでお湯はかなりぬるい。源泉パイプからしぶきが上がり,入っていると霧吹きのようにかかってくるのでちょっと入りづらい。湯口付近や水面に芒硝成分が張り付いている。
 あたたまり湯は,岩風呂よりも熱め。向かいの共同浴場よりはぬるめだった。こちらは岩風呂よりも濃い感じを受け,長丸の浴槽に芒硝臭が香る。芒硝泉好きの私にはかなりたまらないお湯だった。

 他に大きな風呂が3つあるらしいが,同じ源泉と言うことで,チャンスがあったときにチャレンジしたい。

H17/1/1

 
あたたまり湯。芒硝臭が良い。      岩風呂。ちょっとぬるめ       脱衣所にあるミニ昔話人形。    


 久しぶりに喜至楼に行きました。お湯遣いと浴槽サイズでは「あたたまり湯」が好きなんですが,自分のレポートにローマ風呂が無かったためにじっくりローマ風呂を楽しみました。普段は混浴のため落ち着いて湯浴みできないのですがこの日は貸切だったためのんびり過ごしました。円形のタイル浴槽が一つと岩風呂の打たせ湯が一つあります。
 タイル浴槽の中央にある柱に湯口があり,2方向からお湯を注がせている。広い浴槽,天井の高い浴室ということから硫黄臭などが篭もらず,あっさりした温泉臭が漂っている。お湯は適温で,やや柔らかめのお湯が静かにかけ流されている。壁のタイル絵はモダンなヨーロピアンアートでハイカラなムードを醸し出している。広い浴槽を独占するというのはとても気持ちがよい。次は一段上にある岩風呂を味わってみた。小さめの浴槽は2人サイズで,打たせ湯のように高い位置からお湯を注がせ,かけ流している。こちらも適温でゆったりできる。ローマ風呂は,旅館の建物全体の和風な雰囲気とはかけ離れた不思議な空間になっている。個人的にここのお風呂はやっぱり大好きです。

H22/6/27

  
こちらがローマ風呂全景。タイル浴槽が美しいです。    中央の柱に湯口がある。    壁のタイルアートがヨーロピアンアート。

  
こちらが小さめの岩風呂。お湯は同じ。    この高い位置からお湯を注がせている。  脱衣所には相変わらずな昔話アート。