寒河江温泉(Sagae Spa      


施設名 叶屋旅館
場 所 山形県寒河江市本町二丁目
源泉名 寒河江温泉協同組合第2号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
温 度 50.2℃ pH 7.2 溶存成分総計 1,392mg/kg
(Na 433mg, Cl 582mg, HCO3 355mg, Fe(2) 0.5mg, Br 1.8mg, I 0.3mg)
お湯の様子 うす茶褐色透明,重曹味+うす塩味,鉱物臭+微臭素臭,熱め,かけ流し
料 金 日帰り不可 営業時間  

 寒河江駅前にある寒河江温泉を利用している旅館の一つ。細い路地裏にある。割烹旅館というだけあって、日帰り入浴は受け付けておらず、昼食付きの日帰り個室休憩は3000円強から受け付けている。今回は特別に浴室を見学させてもらった。

 入り口から入って正面奥に浴室があり、男性湯と女性湯とに分かれている。男性湯は、こぢんまりした内湯が1つと、奥にそそられるダルマ型の露天浴槽が1つあり、どちらも寒河江温泉の茶褐色塩化物泉がかけ流されている。美しく湯面が光に反射してキラキラ輝いているのが見える。浴室に入った瞬間に香る臭素系の鉱物臭も福よしや賀原屋で香ってくるピュアな源泉の香りと一緒だ。うん、これは間違いない。せっかくだから入っていったらどうかと勧められたが、せっかくだから宿泊してこのお湯を堪能してレポートしたいと思い(時間が無かったということもあるが)、今回はお断りしてしまった。1泊朝食付きで6300円と言っていたので、温泉仲間との宿泊旅行で早速使ってみたいと思う。そして寒河江温泉のお湯のすばらしさをみんなに伝わるようにレポートを作ってお届けしたい。
 間違いなく今年度中(〜平成25年3月末)に宿泊で利用しそうです。

H24/11/3

  
小振りな男性浴室。一度に4人程度が限界の広さ。    先代のご主人が設計したという露天風呂。ジャスト1人サイズでかけ流し。   ザク湯口がまた美しい。


 温泉仲間と催した今年の忘年会で、叶屋旅館を利用(朝食付き入湯税別6300円)させていただきました。夕方遅くに到着し、雨が降りしきる年末の夜に寒河江温泉を心ゆくまで堪能しました。以前は見学だけだったのでお湯の感じはレポートできませんでしたが今回はバッチリ入浴してきました。
 内湯はタイル造りの4人サイズ浴槽で、源泉投入量は多めだが加水もあり湯温が42℃程度と適温になっていた。茶褐色透明のお湯からはモール系の香りと金気が混じった香りがし、やわらかめの浴感があるる。顎までとっぷり浸かると鼻の奥にこの香りが舞い込んでくる。続いて小振りな露天風呂に行ってみる。この日は窓を閉め切っていたせいなのかかなり熱めで48℃あった。小さい一人サイズの石造り浴槽が体にジャストフィットする。この浴槽に一人でお湯に浸かると全ての方向にお湯が贅沢に溢れていくのが堪らなくうれしい。熱めだったのであまり長湯できないがここはここでパンチが効いていて良いと思った。露天風呂に入ってからまた内湯に戻ると、逆に内湯が温すぎるように感じてしまう。そしてさらに長湯をしてしまうのだが…。
 深夜に1回と早朝にもう1回お湯を楽しませていただいた。寒河江温泉は本当に上品でそれでいてしっかり浴感があるからすばらしい。福よしといい、賀原屋といい、吉本といい、シンフォニーといい…、どこの旅館をとっても湯遣いが良く、ハズレが無いのが特長だ。 寒河江温泉のお湯はかなりの実力派の温泉だと思うのだが、周りの温泉地のネームバリューが高すぎるため埋もれている感じがある。温泉好きの人なら一度は宿泊で利用し、このすばらしいお湯を味わって欲しいと思う。

H24/11/3


  
念願の内湯入浴です。湯気で曇ってうまく撮れませんでした。    ザク湯口から静かに注がれる源泉。     浴槽の縁から容赦なくかけ流されていく源泉。

  
この日はかなり熱めの48℃。ビリッと熱めで体が引き締まります。     縁から全方向に溢れていくお湯たち。    こちら露天風呂が無い女湯浴室。シンプルな造りです。

 
お部屋は玄関の上の「葉山」を利用。       朝食も美味しく頂きました。