鶯宿温泉(Ohsyuku Spa   


施設名 ホテルニュー鶯山荘

場 所 岩手県雫石町鶯宿第9地割
源泉名 鶯宿温泉(あさひの湯)
泉 質 単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
温 度 51.9℃ pH 8.9 溶存成分総計 608mg/kg

(Na 145mg, Ca 29mg, SO4 286mg, Cl 46mg, HS 0.9mg)

お湯の様子 無色透明,やや熱め,硫黄臭+うっすら芒硝臭,源泉かけ流し
料 金 日帰り不可 営業時間

 鶯宿温泉にある温泉旅館の中で唯一日帰り入浴の設定が無く、宿泊のみで味わえる旅館。雫石コンプリートのための最後の難関といっても良いだろう(大げさですが)。今回は割引を使い1泊朝食付き7000円という設定で家族で利用した。なお、入り口ロビーにはピアノとコントラバス、それに卓球台と卓球セットがあり、自由に使うことができる。

 到着が夜だったので、夜の浴室を最初に味わった。浴室は3階にあり、展望風呂になっている。浴室にはいるとふんわりと硫黄臭が漂ってくる。これぞ鶯宿のお湯といった感じだ。浴槽がわの全面がガラス張りになっており、暗くてよくわからないが駐車場がわに面しているため、川長山荘などの宿が丸見えの状態になっている。浴槽が2つあり、奥が熱め、手前が温めになっていた。一番奥に湯口があり、構造上注がれたお湯が底からじわじわ浸透する形式になっている。そして、奥の浴槽から手前の浴槽に溢れてくるので、手前が温めになっているのだ。なぜか奥の浴槽の中に大きな柱があり、妙に邪魔になっている。まずは奥の熱め浴槽から浸かってみた。ビリビリとお湯が体に染みこんでくるのがわかるが、その後はやさしく体を包み込んでくるような感じだ。熱いと感じるのは最初だけで、後からはのんびり湯浴みできるのが芒硝泉の強みだろう。3分浸かっているだけで体が真っ赤になった。湯面からは硫黄臭と共にうっすら芒硝臭も香ってくるのがわかる。好きだなぁこの香り…。
 この日は夜にあと1回、早朝に1回、宿を出る前に1回の合計4回この浴室のお湯を味わった。朝一番はフレッシュだったせいかプラス2度の熱さがあった。夜の湯浴みのほうが気持ちよかったことを付け加えておく。この宿に泊まってみてわかったことは「自分は鶯宿温泉が大好きである。」ということを改めて実感できたことだろう。次はどの宿に泊まってみよう?

2016/10/10宿泊


  
夜中に訪れた浴室。展望浴室なのだが夜なのであまり見えない。  手前の浴槽が温めの設定。   朝に訪れると、外から丸見えなんですね。見晴らし最高な浴室です。

  
奥の浴槽は朝一番で45℃。ビリビリ感がとても良かったです。  手前の浴槽も朝一番で43℃。かけ流しが美しいです。   湯口は底から注がせる仕組み。

  
部屋も快適に過ごしました。     ピアノ、コントラバス、卓球セットがロビーにあります。   朝食もおいしくいただきました。