鶯宿温泉（Ohsyuku Spa）  　

施設名	鶯泉館
場　所	岩手県雫石町鶯宿第６地割
源泉名	鶯宿温泉（八九四の湯）
泉　質	単純温泉（低張性アルカリ性高温泉）
温　度	60.0℃	ｐH	8.3	溶存成分総計	647mg/kg
			(Na 155mg, Ca 35mg, SO4 326mg, Cl 42mg, HS 0.8mg)
お湯の様子	無色透明，適温，弱硫黄臭，弱硫黄味，白湯花，かけ流し
料金	500円	営業時間		泊まり客次第，要相談

鶯宿温泉街の奥にある中規模の温泉旅館。鶯宿温泉の一番裏通りにあり比較的見つけにくい場所にある。本格的自炊旅館である石塚旅館の向かいにあり，リフォームしたのか見た目は結構小綺麗な感じを受ける。鶯宿温泉の中では高い部類に入りそうな入浴料だがそれに見合ったお湯がある。 　浴室は男女別の内湯が１つずつあり，それぞれに浴槽がたった１つだけというシンプルな造りをしている。浴槽の深さは深めで，湯面が揺れない程度に源泉を静かに浴槽の底から注がせている。湯口の先には湯中で湯花キャッチャーが備え付けられており，はっきりと白い湯花がこびりついている。湯面全体から硫黄臭が香ってきて心地よく，横にある源泉追加用のバルブをひねると明らかに硫黄味を感じるほど濃厚な源泉が追加投入できる仕組みになっている。お湯はこの日は温めだったが，バルブをひねってどんどん熱くすると自分好みの温度にすぐ調整することができた。しかもこのお湯，白い湯花が浴槽全体に舞い上がり硫黄臭と絶妙のハーモニーを醸し出している。これはすばらしいです。鶯宿温泉の一番奥にこんな硫黄臭が濃いお湯と出会えるとは思っていませんでした。最初入浴料が高いかなと思って入ってみた旅館でしたがお湯は文句なしです。ぜひ一度は立ち寄ってみてほしいお湯です。 H18/9/9

深めの浴槽。緑色のタイルが印象的。　　　　　　湯口は湯中にあり，湯花キャッチャーが装備されている。