鶯宿温泉(Ohsyuku Spa   


施設名 寿広園
場 所 岩手県雫石町鶯宿第9地割
源泉名 鶯宿温泉(あさひの湯)
泉 質 単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
温 度 51.9℃ pH 8.9 溶存成分総計 608mg/kg

(Na 145mg, Ca 29mg, SO4 286mg, Cl 46mg, HS 0.9mg)

お湯の様子 無色透明,やや熱め,硫黄臭,白い湯花,源泉かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜16:00

 鶯宿温泉の入り口から2軒目にある旅館。みんなの石ノ湯と呼ばれるブームの岩盤浴も準備してあり,旅館の裏手にはコテージやトレーラーハウスなどもあり,家族連れやグループでの宿泊に便利な施設も盛りだくさんの旅館だ。今回は北東北日帰り温泉本のクーポン利用で無料だった。

 入り口から入ってすぐ左側に男女別内湯「鶯宿の湯」入り口がある。脱衣所から中を見るとほんのり薄暗い浴室にスカイブルーのタイル浴槽が目にまぶしい。浴室に入るとほんわりと硫黄臭が香ってくる。消毒などの香りはせず,純粋に硫黄臭が香ってくるのがうれしい。お湯は石組みの湯口からこれでもかと言わんばかりに勢いよく注がせ,窓際のかけ流しスポットにかけ流されている。どう見ても湯口の出方が尋常じゃない。どこかに吸い込み口はないかと探すと,やはり衛生管理のため浴槽はしの吸い込み口で少し吸い込んで半分ほど循環で利用しているらしい。それでもこの硫黄臭を保っているのだから十分合格点だろう。ここの施設で素晴らしいのは露天風呂だ。内湯から出ると小さい露天風呂が1つあり,アブなどが入ってこないようにしっかり蚊帳で守られている。浴槽は3段階で深くなっており,湯口からちょろちょろと熱めの源泉をそのまま注がせ,端っこのかけ流しスポットに溢れさせている。硫黄臭は内湯よりもはっきり香り,浴槽内には白い湯花も舞っている。緑の木々に囲まれ,真夏でもアブの心配がいらない硫黄臭のする露天風呂。実にすばらしい配慮だ。ここの露天風呂はとても気に入りました。裏手にあるコテージなどにも温泉がひかれていると嬉しかったのだが,残念ながらそちらは通常のシャワーなどとユニットバスということだった。

H20/8/5



内湯に入ると硫黄臭がプーンと香ってきます。   妙に勢いよく注がせている湯口。循環の証し?    こちらが雰囲気抜群の露天風呂。こちらは良い湯使いです


こちら,露天風呂の湯口。少しずつ注がせ,硫黄臭も抜群。   3段に深くなっている浴槽。ずいぶん深いです。    こちらかけ流しスポット。ここへ溢れていきます。