鶯宿温泉(Ohsyuku Spa)
施設名 民宿ほそかわ 場 所 岩手県雫石町鶯宿第6地割 源泉名 鶯宿温泉(混合泉) 泉 質 アルカリ性単純硫黄泉(硫化水素型) 温 度 57.0℃ pH 8.5 溶存成分総計 660mg/kg (SO4 325mg, H2S 0.1mg, HS 2.0mg)
お湯の様子 無色透明,適温,弱硫黄臭,硫黄味,白湯花,かけ流し 料 金 300円 営業時間 泊まり客次第,要相談 平成24年夏に惜しまれつつも旅館業を廃業しました。
鶯宿温泉の裏通り,小枝旅館の真裏にある一見民家のような民宿。入口横に大きな板で「大黒天の湯」という立派な看板がある。宿主にその由来を伺ったところ「年寄りが好きなもので・・」とのこと。先代の宿主が気に入ってつけたネームらしい。基本的に空いていればいつでも利用可だが,浴室が1つしか無いためにその日の状況によって日帰りを断ることもあるらしい。
入口から進んで奥に1つだけ浴室がある。脱衣所には洗濯機もあり,宿と言うよりは生活臭のする民家といった感じがする。洗面所の蛇口からも温泉が出ていて,濃厚な硫黄臭を感じることができる。さて浴室だが,小さめのタイル浴槽があるだけのシンプルなもので,そこに若干硫黄臭がするお湯が注がれかけ流されている。鶯宿温泉に多くありがちな湯口が浴槽の底というタイプで,塩ビパイプを浴槽の底まで這わせてそこからお湯を注がせている。白い湯花が舞い,湯面からも若干硫黄臭を感じることができる。浴槽の端になぜか大きめの平石が沈んでおり,浴槽内に段差を設けている。黒い石なので水色タイルには非常に違和感がある。お湯は確かなものでとろみを感じる柔らかめのもの。鶯宿温泉にありがちなビリビリ芒硝系のお湯とはひと味違う。ここはゆったり浸かるにちょうど良いです。時間があって長湯をしたい場合はオススメです。
H18/11/19
久しぶりに民宿ほそかわを訪問しました。貸切浴室が1つなので宿に迷惑がかからない時間で利用させていただきました。硫黄臭がしっかり香り、湯温も42℃と適温。相変わらずすばらしいセッティングでお湯がスタンバイされていました。浴槽に浸かりながらボーッと天井あたりを眺めていると、湯気抜きの横にある四角いスペースに「大黒天」があることに気づきました。こんなところに大黒天様がいらっしゃったんですね。初めて気づきました。
予想以上に良いお湯の状態だったため、ほんのちょっとのつもりでの立ち寄り湯が、どっぷり1時間近くお湯をお借りしてしまいました。やはり鶯宿温泉は素晴らしいなと実感させていただきました。H22/9/11
1つしか無い浴室は貸切で利用する。タイル貼りの浴槽。 湯口は浴槽の底。鶯宿温泉にはこの形式が多い 底のパイプからお湯が少しずつ注がせる。