鶯宿温泉(Ohsyuku Spa)
施設名 旅館 長栄館 場 所 岩手県雫石町鶯宿第6地割 源泉名 鶯宿温泉(こまちの湯) 泉 質 単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) 温 度 53.2℃ pH 8.3 溶存成分総計 627mg/kg (Na 135mg, Ca 38mg, SO4 275mg, HS 1.8mg, H2S 0.1mg)
お湯の様子 無色透明,やや熱め,微微硫黄臭,かけ流し 料 金 800円 営業時間 11:00〜15:00
鶯宿温泉街の川沿いにある大規模旅館。奥鶯宿温泉の中では一番大きめの施設で,ホテルと名乗ってもおかしく規模なのだが「旅館」であることにこだわっている。ここだけの独自源泉を持ち,毎分1100㍑の湧出源泉を惜しみなく利用していて,ひっきりなしに日帰り入浴客が訪れる。個人的に800円という入浴料は高いので,源泉コンプリート型の人にはお勧めしたい。
さて浴室だが,男女別に内湯と露天がある。畳敷きの通路から浴室に行くと,すぐ正面に露天風呂。右側に大浴場がある。大浴場は広めの浴槽に真ん中のお椀型湯口からゴボゴボとお湯が注がせている。湯口からはほんのりと硫黄臭が香る。ジェットバスが2本ほど有り,ジャグジーは作動していなかった。加水無し加温無し循環無しにこだわっているためお湯の使い方は良い。奥にあるヒノキ浴槽は湯花を残した無濾過浴槽で白い湯花と茶褐色の湯花がふわふわ舞っている。なぜかここは硫黄臭がしない。露天風呂も気持ち良い温度に調節されている。長栄館の浴室はお湯の使い方としては最高峰であろう。しかしながら肝心の硫黄臭がこもらないのはこの浴室の広さにあると考えられる。鶯宿温泉の源泉の良さ(微硫黄臭)を味わうためには小さめ浴槽,狭めの浴室という条件が良さそうである。
H18/10/8
玄関先にある源泉湯を味わう場所。ここの硫黄臭が一番濃い。 大浴場。広いが一応源泉100%。 内湯で一番新鮮な大浴槽湯口。お椀型。硫黄臭あり。
こちらが奥にある湯花を残している源泉浴槽。 源泉浴槽湯口。なぜか硫黄臭が感じられない。 露天風呂も白い湯花が舞っている。川向こうから丸見え。