足温泉(Taru Spa)   


施設名 足温泉館

 
場 所 岡山県真庭市都喜足
源泉名  
泉 質 アルカリ性単純温泉
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 無色透明、無味、弱温泉臭、循環利用、加温あり
料 金 600円 営業時間 7:00〜22:00(受付21:30)

 真賀温泉へ向かう国道沿いで「足温泉」という文字が目に入った。ちなみに足湯のことではなく、「たるおんせん」と読むらしい。時間もないし、一旦通り過ぎたのだがなぜか気になって引き返してしまった。川を渡った先に旅館が3軒ほどある小さな温泉街だ。まずは一番手前の旅館に車を停めて…。すると中から女将さんが「ここは温泉はぜんぶあっちなのよ」と温泉館のほうを指さした。ふむふむ、足温泉には旅館には温泉は引いておらず、温泉館を共同湯代わりに使っているんだなぁ。と納得し、奥の温泉館を目ざした。たどり着いた場所はんと立派な施設だった。

 入り口から入り、券売機で高めの入浴料を支払い、奥へ進む。左側が浴室で右奥が家族風呂がずらりと並んでいる。浴室にはいると浴槽が2つ並んでいて、左側の四角い浴槽がジェットバスが稼働している。右側の浴槽は広めの設定だ。ふんわりと温泉臭が香っている浴室で、だれもいない貸切状態だったのになぜかあまり感動できなかった。こんな山奥に来てこれだけ綺麗で立派な施設はちょっと不釣り合いにも見えた。お湯は無色透明で半循環で利用されている。浅い浴槽に使って外を見ると、なんと露天風呂があるではないか。そちらに行ってみると、こちらはちらりとお湯があふれ出しているのがわかる。内湯よりは入浴感があり、入り心地が良いが、何かパンチに欠けている。この足温泉の素朴な景色が全く生かされていないのだ。山間の川沿いにひっそりたたずむこの田舎らしさを出した施設にするときっと満足感が高まったのだろう。お湯自体は悪くないし、施設も申し分ないのだが、湯原温泉、真賀温泉、郷緑温泉と強者揃いのこの周辺で個性を出すのが難しいのかもしれない。

H27/7/30 


  
浴槽は2つ。右側の大きい方がメイン浴槽。  左側の深めの浴槽が2本のジェットが稼働するジェットバス。    露天風呂も半循環利用です。悪くもなく良くもなく。