三川温泉(Mikawa Spa


施設名 湯元館
場 所 新潟県阿賀町内川字五十沢
源泉名 三川温泉組合1号,2号
泉 質 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(中性低張性高温泉)
温 度 46.0℃ pH 7.4 溶存成分総計 2,283mg/kg

(Cl 462mg, SO4 781mg, Na 539mg, Ca 103mg, CO2 6.8mg)

お湯の様子 無色透明,薄塩味,弱芒硝臭,ぬるめ,茶褐色湯花あり,かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜21:00

 新潟県阿賀町,旧三川村にある温泉旅館。湯元と名乗っているのは昭和の初めに私財をなげうってここをボーリングしお湯を出した安倍氏の孫が開いた旅館だから湯元と名乗っている。その安倍氏は私財を使い切った頃にお湯が出たので,一旦その権利を手放さざるを得ず,しばらくの間は役場で管理。現在は旅館組合で新しい源泉を共同出資で掘削し,それを利用している。

 浴室は2カ所あり,昔からある方の浴室が男湯,新しく作った浴室が女性用浴室。男性用浴室は,広めの浴室の奥にぽつんと四角い浴槽があり,丁度適温のお湯が注がれ,タイル全体方向にかけ流されている。湯口は何と「鯉」です。これはびっくりです。全国不思議な湯口ファンの人にとってはたまらない湯口でしょう。しかも鯉は体をくねらせて岩の間に挟まっているのです。うーん。参りましたこの景色。お湯は良質な芒硝泉で茶褐色の小さな湯花が浴槽内を浮遊している。ほんのり芒硝臭も香り,温めのお湯が実に心地よい。うっすら塩味も感じるこのお湯は無色透明ながらも力強さを感じるお湯である。ここはとても気に入りました。鯉に見とれて約30分ほどまたりしてしまいました。
 女湯も見せてもらいましたが,雰囲気が全然違います。新しめでちょっと暗め。お湯自体は全く同じなので浴感はほぼ同じ。ここは古い方の浴室が結構気に入りました。けれども再訪するにはかなり遠いんです。個人的欲望を言えば八戸の近くにほしい旅館の一つです。

H18/8/16


  
こちらが男湯。昔ながらの浴室です。   湯口は鯉湯口。これを見ずして三川温泉は語れない。    女性浴室浴槽は新しいもので,非常にシンプルで清潔。