1階にある小浴室の浴槽。小さいためにフレッシュなお湯。 湯口から少しずつ注がれる硫黄泉 奥の隙間からかけ流されている。
雲母温泉（Kira Spa）
施設名 湯元 雲母本館 場 所 新潟県関川村字上関 源泉名 雲母３号源泉 泉 質 ﾅﾄﾘｳﾑ-塩化物･硫酸塩泉 温 度 62.3℃ ｐH 7.13 溶存成分総計 2,339mg/kg （Cl 883mg, SO4 370mg, Na 674mg, H2S 0.9mg）
お湯の様子 無色透明，薄塩味，硫黄臭，あつめ，かけ流し 料 金 500円 営業時間 9:00〜16:00
雲母共同浴場に立ち寄った後，せっかくだから旅館のお湯もお借りしようと思って立ち寄った旅館。受付で呼べども叫べどもだれも出てこなかったので母屋の方に声を掛けたら対応してくださった。この日は大浴場にお湯を張っていないということで，小浴場の方へ通された。
小浴場は入り口から入ってすぐ右手正面にある。男女別の内湯で，２人サイズの小さな浴槽に狭い洗い場がある。開放的な窓のおかげで採光が良く，明るい雰囲気の浴室だ。岩を伝わせてちょろちょろと源泉が注がれ，浴槽の縁からお湯がオーバーフローしている。浴室全体には硫黄臭が香り，思わず笑みがこぼれてしまう。やや熱めの透明なお湯の中には白い玉子スープ状の湯花が舞い，湯面からもはっきり硫黄臭が感じられる。とてもフレッシュで気持ちの良いお湯だ。雲母温泉の共同源泉である１，２号混合泉とは違い，ここは３号源泉という自家源泉を利用している。１，２号混合泉は硫黄臭が無いのに対してこちらははっきりと硫黄臭が感知できる。しかも川向こうの湯沢温泉で感じられた硫黄臭とは別物なのがとても不思議だ。そんなことを考えながら１時間ほど湯浴みさせてもらった。大浴場は大浴場で素敵なピラミッド湯口があるのだが，この小浴場もお湯の状態が良く，すばらしい。この地区を訪れた際にはまた立ち寄りたい１湯だ。
H21/6/7
1階にある小浴室の浴槽。小さいためにフレッシュなお湯。 湯口から少しずつ注がれる硫黄泉 奥の隙間からかけ流されている。