鬼首吹上温泉(Onikobe Fukiage Spa


施設名 吹上旅館 峯雲閣
場 所 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上
源泉名 吹上の湯(掘削泉)吹上の湯(自然湧出)混合泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)
温 度 92.2℃ pH 8.8 溶存成分総計 1,087mg/kg

(Na 272mg, Cl 340mg. SO4 48mg)

お湯の様子 無色透明,無味無臭,あつめ,かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜18:00

 鬼首温泉郷の一番奥,ループする道路をさらに奥へ向かい,間欠泉の入口から約100mほど進んだ場所にある旅館。名物は自然の滝壺を野天風呂にしたところ。これは季節限定で6月から9月中旬までのみ利用できる。

 旅館入り口にアブ大発生の張り紙と写真撮影禁止の張り紙が目に付いた。さて浴室へ向かうと旅館の一番左隅に男女別の浴室があった。内湯が1つというとてもシンプルな造りで,旅館の大きさに合わないようなお風呂。個人的にはこのサイズが非常に好きであるが。
 お湯は無色透明で若干石膏臭が感じられるもので,湯口からちょろっと程度しか注がれていない。加水を抑えるために少しずつお湯を注がせているのがよくわかる。熱めで体にじんじん染みこんでくるお湯。露天風呂は混浴でコンクリートにカラフルな石を埋め込んだもの。こちらは広く,一度に20人くらい浸かれそうな広さ。途中に洞窟もあり,そこではスチームサウナのような効果があるらしい。その露天風呂から無理に突き進むと自然の川が流れていて,そのお湯が40℃と適温に調整されている(自然ってすばらしい)。幅広の滝全体が温泉という何ともいえないくらい贅沢な野天風呂だ。底にある石も流木も全て天然のなせる技。今回滝野天風呂に入る時に周りを確認し,男性しかいないところを見計らって写真に納めた。
 今回は有名な混浴露天風呂を利用させてもらったのだが,気になることが1つあった。それは混浴女性を見つめるためだけに温泉に浸かって待っている人の存在である。最初からずっと滝野天に入っていたおじさんが何やらにやにやしていて,どう見ても女性客の入浴を待っているようなそぶりを見せていた。その後若い女性が2人ほどタオルを巻いてやってきたのだがその人は女性に話しかけたりちょうど向かい側に座って見つめられるように陣取ったりしていた。そういうマナーが悪い人がいる限り,混浴文化というものが後生にうまく伝わっていかないのだろうなと思う。

H18/8/9


  
内湯は小さめで御影石とタイル。そして熱め。    暗くてわかりづらいかもしれないが湯口はちょろちょろと加水無しで注がせる。  混浴露天。洞窟もある。

 
これが名物川露天(本当は撮影禁止)。    この打たせる滝を見たかったんです。