鳴子温泉(Naruko Spa


施設名 村本旅館

場 所 宮城県大崎市鳴子温泉
源泉名 町有末沢源泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
温 度 68.2℃ pH 7.5 溶存成分総計 2,129mg/kg

(Na 357mg, Ca 174mg, HCO3 666mg, SO4 618mg)

お湯の様子 無色透明、うす塩味、温泉臭、熱め、かけ流し
料 金 500円 営業時間 10:00〜14:00

 鳴子温泉の江合川対岸にある温泉旅館。旅館自体には浴室が無く、旅館から出た離れに浴室があるという一風変わった造りをしている。玄関で料金を支払って向かいにある湯小屋の鍵を開けてもらうという形式。

 湯小屋は男女別の入り口があり、それぞれに内湯が1つずつある。木造の素朴な浴室で、2人サイズの深めの浴槽にお湯が注がれかけ流されている。お湯はやや熱めのふんわり温泉臭が香る素晴らしいMT泉。お湯に浸かってみるとよくわかるのだが、見た名状にガツンとくるタイプで、浴槽の縁や内側の壁にはびっしり温泉成分がこびりついている。地元民専用浴場のようなジモチックな雰囲気にぽつんと一人でいると、不思議な感覚に陥っていく。最初熱めだと感じていたお湯はいつのまにか適温に感じられるようになり、最後には温く感じるまでに慣れていた。もともと川向こうの芒硝系のお湯が好きだっただけに、ここのお湯はとても気に入りました。鳴子温泉を通過する際に、ここだけ立ち寄っていくという選択肢がひとつ増えたような気がする。

H26/12/29



川向こうの旅館は未知がいっぱい。析出物コテコテの浴槽が1つあるだけのシンプルな浴室。  お湯はしっかり成分の濃さを主張しています。