鳴子温泉(Naruko Spa)
施設名 ゆうりぞうと鳴子 鳴峡荘 場 所 宮城県大崎市鳴子温泉車湯 源泉名 1号源泉 泉 質 ナトリウム-炭酸水素・塩化物・硫酸塩泉
(含食塩-芒硝-重曹泉)温 度 80.0℃ pH 6.7 溶存成分総計 1,659mg/kg (Cl 163mg, SO4 194mg, HCO3 550mg, CO2 220mg, ) お湯の様子 茶褐色濁り,アブラ臭+石膏臭,やや熱め,かけ流し 料 金 500円 営業時間 10:00〜15:00
鳴子温泉車湯地区にある大規模公共宿泊施設で日帰り入浴も受け付けている。平成20年2月29日で閉館するということで,今回最後かもしれないので急遽日帰り入浴で利用してみた。閉館を控えているからなのか知らないが全くにぎわいもなくひっそりとした感じだった。
受付では名前と住所を記入することとなる(正式に領収証が発行されるため)。受付で支払いを済ませた後,左奥方向へ通路を進むと男女別の内湯がある。広めの浴室で20人くらいが利用できそうな広めの浴槽に茶褐色濁りのお湯が注がれ,かけ流されている。浴室全体にはふわりと石膏臭が漂い,湯口付近では二見源泉で嗅ぐことができる東鳴子系のアブラ臭が感知できる。湯口から少しずつ熱めの源泉が注がれ窓側の方向にかけ流されている。ピリッと熱めの浴感が感じられたがしばらくすると,それが熱かったからでなく成分から熱く感じただけであると言うことがわかる。41度程度のお湯なのだが成分のせいか,やや熱めに感じるのが特徴だ。濁っているにもかかわらず金気臭がしないのが特徴。お湯から上がって体を休めていると汗が噴き出してくる。食塩泉なみの温まり方と芒硝泉なみのビリビリ感と重曹泉の香りを併せ持つ良いお湯である。洗い場にはシャワー付カランがガラリと並び,使い勝手も非常に良い。
このお湯が廃止になるのかと考えるとちょっともったいない気もする。早く新しい買い手が現れて,この良き湯遣いを保っていってほしい。H20/2/17
こちら入ってすぐ見える広めの浴室。 美しい色合いの芒硝系重曹泉。 湯口付近では二見源泉に近いアブラ臭が香る。
壁に掲げられた電子温度計。 設備も立派。 洗い場に並ぶシャワー付カランの軍団。 くつろぎのロビーもまだ新しく立派。