中山平温泉(Naruko Nakayamataira Spa)
施設名 丸進別館 場 所 宮城県大崎市鳴子字星沼 源泉名 丸進1号 泉 質 含硫黄-ナトリウムー炭酸水素塩泉
(含重曹・芒硝-硫黄泉)温 度 100℃ pH 9.6 溶存成分総計 1,198mg/kg (H2SiO3 324.3mg, HS 32mg, H2S 1.1mg, HCO3 93.6mg, CO3 166mg)
お湯の様子 緑色透明,無味,硫黄臭,強うなぎニュルニュル,かけ流し,加水無し 料 金 500円 営業時間 9:00〜15:00 平成22年ころから休業が目立つようになり、平成23年現在では建物にも倒壊が見られます。
中山平温泉街へ下る交差点より温泉街へ下り、 すぐ右にある琢秀に曲がる入り口をもうすこし鋭角に曲がる。大きな看板ができたので入りやすい。外観はかなり鄙びた温泉旅館。平成16年12月にリニューアルし日帰りのみ受け付けている宿。平成17年1月からは素泊まりも受付開始する。
浴室は旅館の一番奥にあり,建物自体が傾いているため,壁の模様や天井を見ると不思議な感覚になるが,浴室内は一応水平を保っている(と思う)。湯口からお湯が注がれているが,浴槽の中からもお湯が注がれている。マイルドな硫黄臭がするお湯はすばらしく,単に硫黄臭がするだけでなく,強烈なにゅるにゅる感を伴う「うなぎ湯」なのである。ここのお湯は基本的に加水無しで,外気温とのかねあいで湯を冷まし,ほぼ源泉100%を保つように努力している。よって,かなり高いにゅるにゅる度を保っている。アルカリによるにゅるにゅる感+炭酸イオンと炭酸水素イオンによる相乗効果でかなり高くなっているようである。ここのお湯で直接ヒゲそりにチャレンジしてみたところ,ローションなど無しでもスムーズにヒゲがそれた。それほど「うなぎ度」が高い。
中山平の温泉の中では文句なしNo1であろう。しばらくの間休業していたが,内装もリニューアルし,だれにでも受け入れられるような立派な旅館としてよみがえった。ここはすごくおすすめです。H16/11/28
こちらが大浴場。向かって右に傾いている。 一応湯口ポイントだが,浴槽の中から注がれている。 くつろぎ中の入浴客。ここは誰もがまったりします。
こちらが小浴場(普段は女湯として利用) 大浴場よりもコンディションが良いことが多い。 入口脇から自噴し捨て湯されている様子。もったいない。
久しぶりに丸進別館を訪れてみました。いろいろな情報によると最近は土日のみ営業ということになっており,しかも宿泊は受け付けていないとのことだった。今回訪れたのは日曜日の午前中で,宿主もしっかりおり,日帰り入浴を快く受け付けてもらった。宿主の方も相変わらず元気そうで安心した。
今回びっくりしたのは丸進別館のお湯だ。何と白濁しているのだ。今までうっすらグリーン,無色透明と様々な丸進ワールドを堪能してきたのだが,今回は白濁硫黄泉だった。にゅるにゅる感は若干弱めで,その分透明度が低くなっていた。このお湯もなかなか良い浴感があり,気持ち良く湯浴みできた。温泉は生き物だという名訓がまた頭の中をよぎることになった1湯だった。H20/2/17
こちら白濁している丸進の湯。 本来の湯口からもお湯が出ていてびっくりです。 冬の丸進も絵になります。