鳴子温泉(Naruko Spa


施設名 東多賀の湯
場 所 宮城県大崎市鳴子字新屋敷
源泉名 東多賀の湯1号源泉
泉 質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
(含芒硝・石膏-硫黄泉)
温 度 45.0℃ pH 5.6 溶存成分総計 1,216mg/kg

(Ca 72mg,  SO4 475mg, HS 31.2mg, H2S 1.1mg, CO2 481.5mg)

お湯の様子 白濁,強烈硫黄臭,硫黄味,適温,かけ流し
料 金 400円 営業時間 8:00〜20:00

 鳴子町国道47号沿いにある人気旅館。となりに西多賀旅館がある。この2つの旅館は隣り合っているのに源泉の素質が全然違う。ちなみに2つの旅館の真ん中に地元民の共同浴場があるが,ここがもしかして「西と東のミックスか?」と真剣に考えたことがあったが,どうやら町有源泉らしい。

 さて,浴室のガスで旅館自体のいたみが激しくなるのを防ぐために浴室と旅館の間をガラス戸で仕切ってある。湯小屋は素朴な感じがする正方形の浴槽で,全て木造。硫黄分が染みこみ,白く鍛え上げられているのもなかなか良い。 湯口から温めの白濁した硫黄のお湯がフレッシュに注がれ,体にも鼻にも気持ちいい時間が過ぎていく。 夏は時々お湯が止まるようになっていて,熱さを調節している。それを「お湯が出張中」という表現をしているところもまたなかなか良いセンスをしている。硫黄臭は西よりも濃い。浴室のあちこちにガス抜き用の穴があり,このお湯の素性の良さがここからもはっきりする。個人的に は西多賀旅館のほうが好きな泉質だが,こちらの湯もたまらなく良い。  

H16/7/19


 
白濁した硫黄泉が注がれる木で作られた浴室。  湯口のお湯は時々間欠泉のようになる(夏季限定)。