中山平温泉(Naruko Nakayamataira Spa


施設名 四季の宿 花渕荘
場 所 宮城県大崎市鳴子温泉星沼
源泉名 8号地No2
泉 質 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
          (含重曹・芒硝-硫黄泉 )
温 度 99.5℃ pH 9.5 溶存成分総計 1,171mg/kg

(HS 11.6mg, CO3 119.7mg)

お湯の様子 無色透明,硫黄味,弱硫黄臭,弱にゅるにゅる
料 金 500円 営業時間 9:00〜12:00

 中山平温泉の一番鳴子温泉寄りに位置する旅館。国道から曲がる際にラブホテル「AOBA」に行くのと勘違いされる可能性があるので注意が必要かも?しれない。この日は立ち寄りの予定が無かったが,つい先日友人が訪れた際に露天風呂が青白くなっていたとのレポートがあったため気になって立ち寄ってみた。

 湯めぐりシールでは12時までの受付のはずだが,宿の人は優しく対応してくださり時間外でも快く受け入れてくれた。右の奥に浴室がある。広い脱衣所,そして湯気抜きのスペースを抜け,まず内湯へ入る。一瞬消毒臭のような香りがするが,これは浴室の清掃で使われた塩素系洗剤の影響と思われる。湯口からは無色透明,無味無臭のお湯が岩を伝って注がれており,湯口と反対の位置にある石段の下で一部を吸い込んで半循環利用している。これといって特長はないが,落ち着いた雰囲気で湯浴みできる。露天風呂は若干硫黄臭が香る中山平特有のうなぎ湯で,内湯でも利用されている単純温泉と混合して注がれている。混合している分だけにゅるにゅる感が落ちていると思われる。この日は無色透明で若干青みがかって見える色合いで,残念ながら青白くなかった。やはり源泉はその日によって調子を変えるんですね。タマゴスープ状の白い湯花が浴槽の底に沈んでいて,お湯に浸かっているとふわふわと舞い上がってくる。ソフトな感じの硫黄臭が心地よく,雪を観ながらじっくり浸かるには気持ち良いお湯だ。湯口横にいるカエル の石像も寒そうにしていた。
 売店横から奥へ進むと貸切露天風呂もある。こちらは40〜50分利用で1000円別途必要になる。はられているお湯は内湯と同じ単純温泉の方だ。こちらがうなぎ湯源泉100%なら,間違いなく大枚叩いて利用するだろう。

H19/1/9


  
内湯は単純温泉がはられている。   露天風呂はおそらく硫黄泉と単純温泉の混合。   ここの湯口から注がれる源泉がうなぎ湯。このお湯100%に浸かりたい。