新湯田中温泉(New Yudanaka Spa


施設名 中華料理 栄楽
場 所 長野県山ノ内町平穏
源泉名
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 無色透明,適温,薄塩味,弱芒硝臭,かけ流し
料 金 食事すると無料 営業時間 10:00〜20:30

 湯田中駅から新湯田中温泉方面へ下る途中にある中華料理屋。看板に「内湯」の表示があったため確認したところ,食事をすればお湯を借りられると言うことだったので昼食をここで食することにした。ちなみにここは本来宴会などで利用するときに酔いつぶれた人が泊まっていけるように「旅館」としての申請もしているとのことで,常連になると宿泊もできそうな雰囲気である。しかも,周囲5軒と共同で掘削した独自源泉を利用しているとのことで,ますます期待が高まる。

 今回はラーメン500円を注文してお湯をお借りした。お湯は奥の廊下から階下へ下り,そこから左側突き当たりに進んだところに浴室がある。入口には女湯マークがあるが特に2つ浴室があるのではなく,たまたま貼ったプレートが女湯のマークだっただけとのこと。浴室が1つのため貸切利用が原則となる。

 浴室に入ってびっくりするのはその美しさである。まずタイルの色。底のタイルがまるで玉砂利を敷いたかのような美しい配列になっているのだ。しかもお湯の透明感が高いため,澄んだ色と底の模様が相乗効果を成して美しく見せている。見た目にうっとりなだけでなくお湯もすばらしい。捨て湯をしながら少しずつ注がせているお湯で,温度はちょうど良く適温になっている。湯面からうっすら芒硝臭が香り,さらさらする浴感がある。窓の外にはおそらく以前あったのであろう露天風呂の残骸が庭となっておりその向こうに星川方面の町並みが見下ろすように広がっている。これは気持ち良いです。このお湯はとても気に入り,何度も出入りしてしまいました。こういう食堂がポンと町中にあるあたり,山ノ内町のすごさを感じてしまう。恐るべし山ノ内町。

H19/7/14


  
食堂の地下にある見晴らしがよい内湯。 透き通って見えてお湯の透明感が高い。  湯口から注がれるお湯の大半は温度調節で捨て湯。  こちらが500円のラーメン。