渋温泉(Shibu Spa


施設名 4番湯「竹の湯」
場 所 長野県山ノ内町平穏
源泉名 不明
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉?
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 無色透明,やや熱め,薄塩味,弱金気+甘硫黄系臭,かけ流し
料 金 現金不可 営業時間 6:00〜22:00

 一旦宿泊した旅館に戻り,夜になってから再び渋温泉を訪れた。夕方3番湯まで巡ったのでやはりこれは行かねばと早速4番湯へ向かった。4番湯竹の湯という名前の由来は,昔地獄谷方面から引き湯した際,竹筒を用いて引き湯したことからつけられたのだという。4番湯と5番湯は非常に近くにあり,表通りではなく1本裏通りにあるためちょいと見つけづらい。今回は渋案内人のJ氏の誘導で迷わずにたどり着けた。

 4番湯は夜で真っ暗な中でもなおその厳かな雰囲気を出している。これはと期待させる木造の外観にいざ突入してみた。そんなに広くない脱衣所そして浴室。木縁の浴槽にタイルばりの床,木の樋を伝って源泉を注がせている。この景色は前にどこかで見たような雰囲気だ。渋温泉は似たようなスタイルの浴室が多く,それでいてどこかが微妙に違っている。お湯もそんな感じで若干味わいが違う。ここのお湯は金気臭に少し酸味が入ったような甘い硫黄系の香りがする。底に小さな湯花も舞っている。なかなか味わい深いお湯で,時間さえあればもっとじっくり浸かっていたかったお湯だ。夜中21時過ぎということで観光客も少なく,静かに湯浴みできたこともうれしい。渋温泉をじっくり味わうにはやはり時間を選んで訪れることが重要になりそうだ。

H19/7/15


 
床は新しめのタイル。浴槽の縁の檜もなかなかグッド。  樋を伝わせる量を変えて温度調節できる湯口。