安代温泉(Andai Spa


施設名 共同浴場「安代大湯」
場 所 長野県山ノ内町平穏
源泉名 共益会11号ボーリング
泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
温 度 93.0℃ pH 8.43 溶存成分総計 1,608mg/kg

(Na 417mg, HS 0.8mg, Cl 548mg, SO4 264mg)

お湯の様子 無色透明,熱め,薄塩味,弱石膏臭,ビリビリ,かけ流し
料金 地元民専用 営業時間 まるごてら号利用,9:30〜16:00,5・8月偶数日,6・7・9月偶数日

 山之内町,渋温泉のすぐ横にあるこぢんまりした温泉街。旅館数軒と2軒の地元組合員浴場があり,そのうち大湯の方は町の企画である「まるごてら号」を使うことで利用できる。もう一つの共同湯は完全に地元民専用の浴場となっていて解放されていない。今回はまるごてら号の企画を利用し,鍵を開けてもらい利用した。例えまるごてら号を利用したとしても,偶数日,奇数日と利用できる日が決まっているので利用を考える際には十分注意したい。

 上手と下手の両側に入口があり,男女とも左右両側に脱衣所がある。まん中に半円のタイル浴槽がありそこに湯田中から引き湯している熱いお湯が注がれている。ちなみに訪れたときは熱すぎるためか源泉湯口からバイパスパイプをのばしており,殆どのお湯がそのまま廃湯されていた。
 味わいがある湯小屋で天井,脱衣所,外観とも文化遺産級のすばらしい造りで,お湯に浸かりながらしばし天井を眺めてボーっとしてしまった。お湯は無色透明で薄塩味,若干石膏のような温泉臭が香っている。広々した浴槽は一度に10人くらい入れそうな広さで,気持ち良く湯浴みできる。あえて難点と言えばちょっと洗い場が狭いため,日常生活の一部として浴場を利用し,体を洗ったりのんびりするには大量人数は不可能という点だけか?

 個人的にこのお湯がとても気に入ってしまいました。そして,この後の湯めぐりから何かにつけて安代安代と自分が注文をつけるものだから,安代温泉の旅館を湯めぐりすることになってしまうのだが…。

H19/7/14


  
左右の両側から入れる造りで,半円の浴槽は広め。熱いときは源泉をそのままパイプから捨て湯している。    天井も高く,広々とした浴室内。