水沢温泉(Mizusawa Spa) 


施設名 風の又三郎

場 所 秋田県仙北市生保内
源泉名 田沢湖高原温泉(空吹1号,2号,4号,黒森,黒湯下混合泉)
泉 質 単純硫黄泉(硫化水素型) (単純硫化水素泉)
温 度 49.7℃ pH 5.1 溶存成分総計 456.1mg/kg

 (H2S 6.7mg HS 0.1mg CO2 126mg)  

お湯の様子 透明,硫黄臭,硫黄味,ぬるめ,白い粉状の湯花あり ,かき混ぜると白濁,かけ流し
料 金 300円 営業時間 要相談

 田沢湖高原へ上る坂の最初の カーブのすぐ右上にある古民家。本当にここが温泉民宿なのかは看板がないのでわからない。今回はもしかして入れるかも?という希望的憶測のもと入浴交渉に行った。するとあっさりとOKをもらい、お湯を楽しませてもらった。入り口では竹の子の皮をむいていて、温泉旅館業よりもそちらのほうが忙しそうだった。

 入り口から入って右の奥に男女別の内湯浴室がある。小さな煉瓦タイルづくりの浴室で、硫黄臭がふんわり香る水沢温泉のお湯が注がれ、かけ流されている。こちらの浴室はあまり訪れる人がいないためなのか、お湯自体の温度がすっかり温めになっていて(気づかれずにきっとそのまま流されていた)連湯している自分にとってはココロ休まる温度だった。底に沈んだ湯花がふわふわと舞い上がり、湯の色はどんどん白濁になっていった。
 湯上がりに休憩室に立ち寄らせてもらった。休憩室ではこの宿主の趣味の良さが伺うことができる。忙しくない時期で有れば宿泊もOKだと思われるが、だんだん宿泊や立ち寄りをやめてしまいそうな雰囲気をもっている。ぜひ、こんな個性的な温泉ロッジは続けてほしいと思っている。

H28/6/4


  
入り口から入ると普通の民家のようなつくり。天井の梁もすばらしい。    休憩スペースも味わい深い。宿主の趣味であるオーディオ機器が充実している   浴室は一番奥にありました。