南蔵王温泉（South-Zao Spa）

施設名	ミートランド湯々里
場　所	宮城県白石市福岡八宮字川原子上
源泉名	南蔵王温泉
泉　質	ﾅﾄﾘｳﾑ-硫酸塩･塩化物泉（含食塩-芒硝泉）
温　度	54.2℃	ｐH	7.3	溶存成分総計	4,625mg/kg
		(Na 1190mg, Ca 212mg, Fe 5.2mg, Cl 873mg, SO4 1696mg)
お湯の様子	茶褐色濁り，金気臭＋アブラ臭＋微微硫黄臭，金気味，熱め，ビリビリ感，かけ流し
料　金	300円	営業時間

白石市の山奥にあり非常に見つけづらい。今回は温泉仲間の案内で連れて行ってもらったがおそらく地図無しでは絶対にたどり着けないような場所にある。ましてや雪道のシーズンには自分の力では不可能と思われる。 　入口から普通の玄関と広間を抜け，縁側に出るような感じで外へ出るとそこに男女別の露天風呂がある。床のアルミ板や壁のタキロンなど仮設チックな造りに思わず笑みが出てしまう。そんなＢ級な設備にうっとりしながらのれんをくぐった先にはとても素敵な空間が待ち受けていた。脱衣所と一体型で，コンクリート造りのシンプルな浴槽が１つあるだけの空間。そこに茶褐色(オレンジ色に近い)のお湯がどんどん注がれかけ流されている。床や湯口は真っ赤に染まっており，鉄分の多さを感じさせる。湯温は熱めで４６度だが芒硝成分が多いためなのか浴感は４６度以上の温度を感じた。しかしながら体をお湯に沈めてしまうとこの熱さがとても心地よくなり，思わず感嘆のため息をついてしまう。湯面からはアブラ臭と金気臭が混じった複雑な香りが漂い，その臭いを嗅ぎながら外の雪景色を満喫できる。湯口からは若干硫黄臭も感知でき，ここのお湯のすばらしさをさらに実感できる。まさしく極上のお湯です。熱くて体が真っ赤になりながらも何度も何度も入浴してしまいました。 　湯上がりにネコに見送られ，十分満足いける１湯になりました。宿主からカラオケ歌っていけ！という一声もありましたが，ぐっとこらえてこの施設を後にしました。冬でも営業できるのか？と思えるくらい山の奥にあり，ダートを進んでくる温泉だがここは絶対に再訪の価値有りです。 H18/12/30

　　
露天風呂のみの営業。茶褐色のお湯がなみなみと注がれる。　　湯口から加水無しで注がれるため熱い熱い。　　　　住み着いているネコちゃん。人なつっこいです。