国見温泉(Kunimi Spa 


施設名 石塚旅館
場 所 岩手県雫石町橋場字国見温泉
源泉名 国見温泉(薬師の湯)
泉 質 含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩泉
     (含硫化土類・重曹-硫化水素泉)
温 度 54.5℃ pH 7.1 溶存成分総計 4,842mg/kg
お湯の様子 内湯)鮮エメラルドグリーン色透明、表面に膜、硫黄臭+薬臭、かけ流し
露天)エメラルドグリーン色白濁、ぬるめ、かけ流し、硫黄臭
料 金 500円 営業時間 10:00〜16:00(土日祝) 平日は17:00まで
(11月〜5月冬季閉鎖)

 11月から5月まで冬季閉鎖で休業する国見温泉。日本秘湯を守る会が推薦する宿の一つ。国道46号線仙岩トンネル手前で山へ入り、そのまま終点まで向かうと国見温泉がある。手前に国見山荘(公衆浴場)、石塚旅館、そして奥に森山荘がある。国見山荘は独自源泉だが、620円と高い。森山荘は石塚旅館からお湯を供給されていて同じお湯。

 旅館には大浴場と小浴場、そして混浴露天風呂と女性専用露天風呂がある。大浴場と小浴場および女性専用露天風呂はエメラルドグリーン色透明の硫黄臭がするすばらしい湯。鉄分を含む部分(乳頭帰りや傷跡など)は黒く変色する。男性小浴場の奥に混浴露天風呂がある。(男性小浴場の窓から出入りする人も多い)左の写真は大浴場の様子。この大浴場は男性用が広くて、女性用が狭かった。たくさんの人で賑わっていて全景を撮れなかった。右の写真は露天風呂の様子。クリーミーな色合いになっているのは底に沈んだ湯花が攪拌されてそうなったもの。とにかく素敵な色です。
 お湯は硫黄臭がする不思議なもので、時間がたつと表面に薄い膜のように成分が析出してくる。皮膚に効く名湯で、お湯的にも貴重なお湯。ぜひ一度はためしてもらいたい。 

H14/8/13


 自炊部竜川荘に宿泊しました。夕方は日帰り客で混んでいたのですが,夜,深夜,早朝とほぼ貸し切り。すばらしいお湯をほぼ独り占めできました。新しくできた大浴場(薬師の湯)は,まだ木の香りがぷんぷんし,これから硫黄分がコンクリートに染みつき,鍛えられて,いい浴槽になりそうな気がします(10年くらいか?)。今回は,大浴場2回,露天2回,小浴場5回も入っちゃいました。おかげで体の悪い部分が痛い痛い。 

H16/8/22宿泊

   
温泉好きが好む小浴場           H16/8/13からスタートした新しい大浴場。     これから傷んでいくと楽しみ。  

  
朝一の露天風呂。湯花が沈んでいて透明です。 露天の底に沈む湯華をとると,また幸せ   水中の写真。この色はもうたまりません。


 家族旅行で旅籠部に1泊2食で8000円という設定で宿泊しました。6畳の部屋でこぢんまりした雰囲気で落ち着いて宿泊できました。小さい子連れということもあって,宿の人たちにかなり親切にしてもらいました。緑色のお湯は相変わらずすばらしく,今回も大浴場2回,小浴場2回,露天2回と入りまくりました。低気圧の影響でかなり天候が悪かったのですが山の上はさほど天候も悪くなく,小雨の中で露天風呂を満喫できました。小浴場から廃湯されるお湯だまりが新たにできていた以外は何も変わらず,いつものままの佇まいでそろそろ今年も冬支度に入りそうです。ここはまた宿泊に訪れたいです。 

H18/10/7宿泊

  
夕食の膳。川魚,豚肉のソテー,刺身2点と標準的な夕食。おいしかった。   朝食も標準的,納豆,紅鮭,温泉たまごがメイン。   新たに作られた廃湯だまり。


 職場の仲間を連れて久しぶりに国見温泉再訪です。もうすぐ冬ごもりという時期なので、周りの紅葉が見頃の一歩手前状態でした。だからこそ青い空とエメラルドグリーンの色がとても映えて美しいコントラストになっていました。国見温泉初挑戦の職場の仲間も色合いと硫黄臭にうっとりしていました。今年の営業は11月10日なので、チャンスがあったらもう一度訪れたいです。

H24/10/22

  
相変わらず美しい色を醸し出す小浴場。    紅葉色づく山々と露天風呂脱衣所。   露天風呂のエメラルドグリーンと紅葉のコントラスト。