金田一温泉(Kindaichi Spa)
施設名 スパドーム 場 所 岩手県二戸市金田一字湯田 源泉名 金田一温泉(黎明の湯) 泉 質 単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
温 度 33.8℃ pH 7.8 溶存成分総計 895mg/kg お湯の様子 (露天風呂)無色透明,無味,弱芒硝臭,かなり温め,源泉100%,かけ流し 料 金 500円 営業時間 8:00〜21:30
金田一温泉街の中心部から緑風荘方向を目指す途中にある民営の日帰り温泉施設。公共のゆうゆうゆーらくとは違って,こぢんまりとした広さの公衆浴場だ。ここの名物はその名の通り,ドーム型の浴室だ。建物の両側に不思議な形をしたドームがあり,それぞれが男女の浴室となっている。
朝一番に訪れたため,客がまだ一人しかいなかった。つまり湯の状況は最高のコンディションという訳だ。早速内湯へ向かう。浴室を包み込むような消毒臭,浴槽から一切溢れないお湯,そして溢れていないのにドバドバ注ぐ源泉。この3拍子を見てしまったため,まずは念入りにカランで体を洗う。おや,外に露天風呂がある。そちらに行ってみようと思い,脱衣所からもう一度露天風呂方向の入り口へ進んだ。遠目に見てどうやらかけ流し浴槽のようだ。まだ誰も入った形跡が無く,紛れもなく一番風呂だ。遠くに田園風景が広がり,岩の間を通ってお湯が注がれている。浴槽も岩をあしらった風情のある3人サイズ浴槽だ。つ,つめたい。ありゃ?もしや…。柱に掲げられた「源泉」という二文字。キター!と思わずガッツポーズをとってしまった。金田一温泉はもともと30℃強の低温泉で通常はお湯を加温して提供している。それを源泉そのままでしかも露天風呂に入れるとは,参りました。さっそく低温の源泉に体を慣らし,少しずつ体を沈めていく。この日の湯温はジャスト30℃。気温が朝一番で27℃まで上がっていたため,ちょいと冷たさに拍車がかかる。それでも全身を入れてしまえばもう心地よさ抜群だ。湯面からは明らかに芒硝系の香りが漂い,石タイルの床をサラサラと溢れ湯が流れていく。浴槽内に日差しが差し込み,自然の太陽熱で自分の体がほんのり熱くなってくる。冷たいはずなのに慣れてくるとほんのりと温かく感じてくるものだ。これは気持ち良いです。参りました。冬などは大変だろうが,真夏の暑い日にこの源泉槽にどっぷり浸かり,ラジオなどで甲子園を聞きながらのんびり過ごしたいものだ。
H20/8/6
内湯のドームは外から見た感じがこんな風です。 内側から見た天井はこんな感じです。 んでもって今回入らなかった内湯。レポ無しです。
こちらが脱衣所から別出口を通って行ける露天風呂。 30℃ちょいの源泉がそのまま加温無しでかけ流しです。 夏の暑さにぴったりの良い源泉槽でした。