川渡温泉(Naruko Kawatabi Spa


施設名 隆陽館
場 所 宮城県大崎市鳴子大口川渡
源泉名 川渡支所前源泉
泉 質 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
(含重曹−硫黄泉)
温 度 54.0℃ pH 7.2 溶存成分総計 1,144mg/kg
お湯の様子 右)黄色やや白濁,あつめ,硫黄臭,かけ流し,白湯花あり
左)うす黄色透明,硫黄臭,熱め,かけ流し,白湯花あり
料 金 500円 営業時間 要相談

 川渡温泉街の中央付近。藤島旅館の角内側にある。越後屋のとなりにあるこぢんまりした旅館。

 迷路のような旅館の通路を通って奥へ行くと浴室が2つあり,手前が岩風呂。奥が家族風呂。どちらも狭めだがいい雰囲気の浴室である。奥の家族風呂は,川渡支所前源泉をちょろちょろと投入してあり,湯花が多めでかけ流し。共同浴場よりも濃い感じがする。透明なお湯に白と黒の湯花が舞う。岩風呂は同じ源泉を投入してあるのだが,浴槽がやや深めで,こちらは濁り湯。薄黄色緑濁したお湯でこちらにも湯花が舞う。どう見ても同じ源泉が同じように注がれているのだが,(2つとも同じ所で繋がっていてお湯が注がれている),なぜか濁りと透明で味わいが違う。実に不思議な感じがする。個人的には透明な家族風呂が気に入りました。共同浴場と違って加水がない分だけ,味わいが深い。

H16/12/30


 川渡共同浴場と同じ源泉を使っている隆陽館のすばらしさを教えてくださった宮城県に在住のご夫妻が,文化の日に熊谷温泉タオルを奉納しに行きました。自分も鳴子に近ければぜひ届けに行きたい旅館の一つだったのですが,先を越されてしまいました。話によると女将さんは大変喜んでしまったらしく,入口の横にあるガラスケースにそのタオルを入れ,飾ってくれたのだそうです。これにはびっくりです。
 今度隆陽館へ行ったときには,見逃せない名物がまた1つ増えました。

H18/11/3

  
左が家
族風呂(同じ源泉なのになぜか透明)  右が岩風呂で薄濁り黄色(深い浴槽)   こちらが隆陽館に飾ってある熊谷温泉タオル


 新年早々元旦の午後に隆陽館に立ち寄りです。今回は右の岩風呂が清掃直後でまだお湯がたまりきっていない8割の状態で利用させてもらいました。小さい子どもがいたためそちらのほうが湯の深さが浅くてちょうど良かったのです。ビリッと熱めのお湯を攪拌し、笹濁りをしたすばらしい硫黄泉を40分ほど満喫させていただきました。
 いつ来てもそうなのですが、ここは本当に素晴らしい旅館ですね。年末に味わった同じ源泉を利用している川渡共同湯よりも硫黄臭が濃く、ビリッと体全体が引き締まります。それでいて体にあまり硫黄臭が残らないのも素敵です。最近の行動パターンとして、川渡…隆陽館、東鳴子…いさぜん旅館、になりつつあります。…それほどここがお気に入りなんです。

H24/元旦


今回の右側浴室。まだお湯が貯まりきっていませんでした。でもフレッシュで最高でした。   この湯口から注がれているんです。    かわいいくまの湯の絵が描いてありました。