鎌先温泉(Kamasaki Spa)
施設名 最上屋旅館 場 所 宮城県白石市福岡蔵本字鎌先 源泉名 三宝風呂 泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性温泉) 温 度 36.8℃ pH 7.0 溶存成分総計 2,247mg/kg お湯の様子 茶褐色濁り,弱金気臭,微金気味,加温あり,かけ流し 料 金 500円 営業時間 宿の状況により日帰り可(要相談)
白石市国道4号から約5kmほど蔵王方向へ向かった鎌先温泉にある老舗旅館。旅館の建物自体が左側に長く続いており,一度2階に上がってから木村屋旅館に抜ける小道を渡り廊下で越えて,再び1階に下ったところに湯小屋がある。
浴室は男女別の小さな物があるだけの大変シンプルなもの。今回は右側の浴室を利用した。左側よりも右側の浴室の方が狭く,今回は小さな浴槽を十分に満喫した。流線型でタイルばりの浴槽に黄土色濁りのお湯が注がれかけ流されている。源泉温度が低いために加温があるが,加温有りでかけ流しを行っているという非常に親切な温泉旅館だ。湯口付近はやや熱めだが浴槽全体はちょうど良い温度になっており,湯面からしっかり金気臭が感じられる。湯口や浴槽の縁が茶色に変色しており,お湯の成分が自己主張をしている。湯上がりもさっぱりし,とても良いお湯である。なかなかオススメです。
旅館自体かなり年季が入っているのだが要所要所がしっかり手入れされており,鄙びというよりは「昔ながらの由緒正しい旅館」というイメージのほうがぴったりあっている。ここは日帰りで利用するというより宿泊で利用してみたいです。
H18/12/30
右側浴室。茶褐色濁りのお湯がかけ流されている。 湯口のタイルも茶褐色にそまっている。 浴室前の洗い場。すばらしい風情です。