鎌先温泉(Kamasaki Spa


施設名 木村屋旅館
場 所 宮城県白石市福岡蔵本字鎌先
源泉名 新湯
泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性温泉)
温 度 33.9℃ pH 7.1 溶存成分総計 2,278mg/kg
お湯の様子 無色透明,薄塩味,無臭,加温あり,一部循環,かけ流し
料 金 500円 営業時間 宿の状況により日帰り可(要相談)

 白石市国道4号から約5kmほど蔵王方向へ向かった鎌先温泉の高台に位置する大規模旅館。車で行く場合は外側から回り込んでいくが,歩いていく場合は最上屋旅館の敷地間にある小道を歩いていくとすぐにたどり着ける。2階には天狗岩風呂と女性専用浴室。5階には大浴場がある。今回は名物の天狗岩風呂を利用した。

 天狗岩風呂は基本的に混浴で,女性浴室からも入口がある。広々とした不思議な柱が乱立する世界に浴槽があり,湯口が2箇所ある。右側の湯口からは熱めでドバドバとお湯が注がれており,左奥にある湯口からは適温のお湯が注がれている。2つのお湯は明らかに浴感が異なり,おそらく右側が循環湯口,左奥が加温源泉が注がれる湯口と思われる。実際に湯口付近のお湯を味わうとやわらかめでとろみを感じ,お湯も薄塩味を感じることが出来た。無色透明でやや熱めのお湯は入り心地が良く,時間さえあればじっくり浸かっていたいお湯。天狗岩風呂の名前の通り,浴室の岩の壁面に天狗のお面が埋め込まれており,柱なども含めて天狗岩風呂というイメージを作り上げていることがわかる。岩の奥には洞窟のようなスペースもある。
 鎌先温泉はそれぞれの宿が独自源泉を所有しているらしく,ここも同様にここでしか味わえないお湯を使っている。また来る際には他の宿のお湯もぜひ満喫してみたい。

H18/12/30


  
2階にある天狗岩風呂。広めの不思議な空間で基本的に混浴利用となる。   岩の奥に行くと洞窟のスペースがある。  壁面に埋まる天狗のお面。