滝ノ上温泉(Takinoue Spa 


施設名 国民宿舎 滝峡荘
場 所 岩手県雫石町長山
源泉名

瀧上温泉(ラジウムの湯)

泉 質 含硫化水素酸性放射能泉(緊張性温泉)
温 度 56.0℃ pH 3.6 溶存成分総計 1,472mg/kg

(H2S 4.3mg)

お湯の様子 灰白濁,熱め,硫黄臭,かけ流し
料 金 400円 営業時間 8:00〜19:00 (冬季閉鎖)

 雫石スキー場,玄武洞方向へ向かい,そのまま道沿いに発電所を目指して突き進む。途中に駐停車禁止区間や,落石注意区間や,道路に直接滝が落ちているところや,崩れそうなトンネルがあるが,それには目もくれずひたすら進むと滝ノ上温泉に到着する。2軒の旅館をパスし,右側の橋を渡って右側にある小屋が国民宿舎滝峡荘(りゅうきょうそう)。11月〜4月までは冬季閉鎖になる。

 駐車場ではトカゲが出迎えてくれた。小屋の入口には木槌を使って人を呼べるような道具があり,たたいてみると,管理人が出てきて応対してくれた。この木槌は浴室にもあり,何かあったら乱打してくださいと書かれていたのが印象的。男女別の内湯が1つずつある。
 向かって右側が広い浴室で,昔ながらの雰囲気を残したもの。左側が改装した後なのか新しめ。今回は左側が女湯,右側が男湯だった。男湯にgoすると何と,おばさん軍団(4名)が先に入浴していた。「あれっ」と不思議に思うと「ごめんねまちがっちゃった」とおばちゃんたちが男湯を独占していたことを謝ってくれた。先に女湯に入るとかなり熱め。浴槽内が48℃だった。多少加水し,47℃まで下げて入浴。びりびり感がすごかった。お湯の硫黄分が体に染みこみ,とても心地よかった。脱衣所の横にカラン代わりの湯貯めがあり,髪洗い場と書かれていた。おばちゃんたちがどうぞと言ってくれたので,混浴で男湯に突入した(本来それでいいはずなのになぜか罪悪感)。こちらは大量加水で43℃の湯温。心地よかった。数十分ほどでおばさんたちがいなくなり,一人でのんびり浸かってみた。静かに過ぎていく時と,硫黄臭が絶妙にマッチしていて良い。必ずまた再訪しようと思います。

H17/8/2

  
女湯。新しい板に張り替えた感じがある。     男湯。味わいが深い。やはり来るからにはこちらに浸かりたい。 カラン代わりの湯だめ槽。雰囲気が良いんです。


 実に久しぶりに滝峡荘へ行ってみました。バリバリ硫黄泉というイメージがあるのですが、この日はマイルドな透明湯で、しかも硫黄崩れのアブラ臭が香っていました。こんな滝峡荘は初めてです。普段の白濁湯よりも、個人的にはこの透明滝峡荘が気に入りました。思わず40分ほどこのお湯を楽しんでしまいました。滝ノ上はもうすぐ紅葉真っ盛りです。

H22/10/4


透明湯がまた美しい。こんな滝峡荘は初めてです。   透き通っていて底が見えるんです。   湯花は茶褐色、香りはヒノキ系アブラ臭です。