八幡平温泉(Hachimantai Spa   


施設名 旅荘 元湯「七滝」
場 所 岩手県八幡平市松尾
源泉名 マグマの湯
泉 質 単純硫黄泉
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 無色透明,酸味,熱め,硫黄臭,かけ流し
料金 300円 営業時間 9:00〜21:00

 八幡平温泉郷の比較的上の方,ここを抜けるとあとはペンション街という場所にある寂れた温泉旅館。となりにある大規模ホテルははやっているのにこちらは閑散としている。基本的に八幡平温泉は松川温泉からの引き湯のため,お湯自体はオリジナリティがないが,そのお湯を加温濾過循環している施設が多い中「マグマの湯」源泉をそのまま利用している数少ない施設の一つ。

 食堂を抜けると浴室はすぐ。浴室はシンプルで水色のタイルで作られた鯨型の浴槽にマグマの湯源泉をそのまま加温せず,かけ流しで(この地区では非常に珍しい)使っている。しかし,パイプが詰まるという理由から,途中で濾過だけはしていて,そのため白濁はしていない。しかし,松川温泉と同様しっかり硫黄臭がしていて,しかも掛け流し。熱め。これはたまらない。いつも空いているらしく,貸し切りになることも多い。

H16/10/30


 実に久しぶりにこのお湯に浸かる機会を得た。久しぶりに訪れると、女湯の隣に露天風呂が新設してあった。浴室に籠もるやわらかい焦がし系の硫黄臭は健在で、うっとりとしてしまう。この日はぬるめのお湯だったため、のんびりお湯に浸かってしまった。さて、問題の露天風呂だが、これがなかなか上等品だ。硫黄臭もしっかり感知でき、天気が良ければ目の前に岩手山の雄大な姿が浮かび上がるのだ。八幡平温泉の中ではとびきりお湯使いが良い宿で、新たに露天風呂という名物ができた。ここはこの地区に訪れた際には必ず立ち寄りたい1湯だ。

H20/5/11


  
熱めの源泉は加熱や加水していないお湯。  新しくできた露天風呂。開放的でなかなか良いです。  湯口周辺も硫黄成分が付着します。(写真はJ氏から頂きました。)