トーカン岩手山温泉(TOKAN Iwatesan Spa   


施設名 ペンションもみじ
場 所 岩手県雫石町長山字岩手山
源泉名 トーカン岩手山温泉
泉 質 アルカリ性単純温泉
温 度 75.3℃ pH 8.8 溶存成分総計 132mg/kg

(Na 16mg, H2SiO2 49mg, HCO3 49mg)

お湯の様子 無色透明,無味,温泉臭+うっすら石膏臭,加温あり,継ぎ足し型かけ流しも可
料 金 日帰り設定なし 営業時間

 雫石コンプリートに向けての最後の難関である「岩手高原ペンション村の温泉」に宿泊しました。岩手高原のペンションにはたった2軒だけにしか温泉が引かれていないのだそうで…。 前回はそのうちの貴重な1軒であるペンションさんりんしゃに宿泊し、今回は残りの1軒である「ペンションもみじ」に宿泊ました。 ホームページをみても、じゃらんを見ても、どこにも温泉利用とは書かれていません。しかし、ここに温泉があるんです。雪の状況を見て前日に宿泊予約をしたため、今回は夕食抜きの朝食付き6000円という値段で宿泊利用しました。

 宿に到着したのは20時過ぎでしたが、エントランスのランプを全て点けて暗い中でもすぐわかるようにして待っていてくださいました。モダンな造りのペンションで、入り口から入って右側にあるダイニングルームは2階まで吹き抜けになっており、薪ストーブの温もりが部屋全体を包み込んでいました。 さて気になるのはお風呂です。こちらのお風呂、タイル風呂の中にポリバスが設置されているという何ともそそられる浴室でして、入った瞬間に壁などから香ってくるのかふわりと石膏臭が鼻に入ってきます。お湯はうっすら茶色がかった無色透明なお湯で、お湯からはうっすらと温泉臭のような香りも混じっています。やわらかめのお湯で、ゆったり浸かることができます。こちらのお湯はボイラー室からの給湯なので足りないときはオーナーに申し出て継ぎ足してもらうという形になります。オーナーの話のよると、源泉自体は高温なのだが、温泉の管理社が貯めておくタンクが大きすぎることと引き湯距離が長いことから、このペンションに届くまでに湯温がかなり低くなってしまうのだそうです。だから、結局再加熱して利用していると言うことでした。あんなに高温泉なのにもったいない…。
 以前に泊まったペンションさんりんしゃは循環させていつでも入れるようにしていたが、こちらは入る時間帯に必要な分を入れる方式で循環は行っていません。好みによってどちらが良いか意見が分かれるかもしれないが、私自身はこちらのように必要なときに必要な分フレッシュなお湯を投入する形式が好きです。この日の夜は暑すぎるくらい熱気と湯上がりのぽかぽか感があり、快適に寒い冬の夜(外気−7℃)を過ごすことができました。

 朝食はバイキング形式でした。和洋両方を取り入れたもので、ご飯好きの人もパン好きの人も楽しめるようになっていた。ここのペンションはとても気に入りました。この周辺で宿を探そうと思ったときはまたこのペンションを利用したいと思います。今度はオーナー自慢の焼き肉を味わってみたいので、2食付きで宿泊してみたいです。

H25/12/22泊


  
入り口から下った先に浴室と部屋があります。       こちらは左側浴室。蓋がしてあります。          こちらは右側浴室。同じ造りです。蓋を取った様子です。

  
温泉蛇口をひねるとどんどん湯面が上がっていきます。          こちら湯面一杯までお湯をつぎ足してみた様子。      ・・・・・そしてじわじわとかけ流しです。

  
今回泊まった105号室。ウッディな感じがする造りで、床暖房がついています。   夕食は牛ヒレ肉ステーキでした。     朝食は自家製のパンとオムレツ。おいしくいただきました。