八幡平温泉(Hachimantai Spa   


施設名 森と温泉のコテージ プータロ 森の湯
場 所 岩手県八幡平市字寄木
源泉名 八幡平温泉(マグマの湯)
泉 質 単純硫黄泉
温 度 68.0℃ pH 5.6 溶存成分総計 106mg/kg
お湯の様子 無色透明→かき混ぜると白濁,やや熱め,硫黄臭,硫黄味,かけ流し
料 金 日帰り不可 営業時間

 家族で八幡平パノラマスキー場を利用した際に宿泊した温泉コテージ。今回はトクーを利用し,1棟で9320円という設定だった。ここは日帰りでも利用できる「マグマの湯」という浴場があるのだが,それとは別にコテージ群の中に「森の湯」という宿泊者専用の浴室がある。日帰り入浴は不可で,宿泊者のみが朝6:30〜夜22:00まで利用できる。

 プータロ村内にはテニスコートやパターゴルフ場,卓球場,屋外ステージ,ゴルフ練習場など,様々なアウトドア施設が充実しており,敷地内に60以上のコテージが存在している。道路が複雑に入り組み,歩行者の安全を考慮しているために一方通行の道路が多い。今回の宿泊ではさくら通りにある39番のコテージを利用した。ウッディな造りのコテージで,台所,ベッドルーム,リビングと快適な空間が広がり,温泉ではないがバスルームもある。電子レンジや冷蔵庫,炊飯器など一通りの家電製品がそろっており自炊するには事欠かない部屋だ。森の湯へも徒歩1分強と比較的近い距離だ。チェックインして一通り休んだ後,早速森の湯へと向かった。

 森の湯は管理者不在の湯小屋で,男女別の内湯が1つずつある。広い脱衣所に広い洗い場,そして石を組んで作られた浴槽がある。太い柱がにょきにょき立っており,浴槽にめり込んだ部分が邪魔して浴槽の形にまで影響を及ぼしている。無色透明の硫黄臭がプーンと香るお湯で,やや熱めの適温に調整されていた。お湯に浸かってふうと一息つくと,周りがどんどん白濁していくのがわかった。底に沈んでいた湯花が攪拌されどんどんお湯が白くなっていく。気がつくとトロトロの白濁硫黄泉に変化していた。最近硫黄泉にあまり入らなくなっていたため,自分の中では本当に久しぶりの本格硫黄泉だった。本当は近くの他の施設もちょっと覗いてみようと思っていたのだが,この浴室だけで十分満足してしまった。そのまま1時間ボーッとお湯に浸かっていたような気がする。
 食事を作り,夕食を食べた後にまたこのお湯に浸かりに行き,40分程度貸切で独占利用した。今まで自分の中にあった八幡平温泉マグマの湯のイメージががらりと変わったような気がした。朝も8時から30分ほどまったりと利用させてもらった。おかげで体から硫黄の香りがとれなくなってしまった。久しぶりの硫黄漬けに大満足の宿だった。

H21/1/17宿泊


  
こちらーコテージ内のベッドルーム,リビングルーム,キッチン。古い施設なのだが手入れが行き届き,どれも満足のいくものでした。

  
森の湯外観。立派な湯小屋です。    こちらが入浴前の透き通ったお湯。これが右下の写真に変化します。    湯口は柱の奥にあります。

  
岩の隙間からかけ流されていくお湯達。    徐々に白濁していく様子がわかるでしょうか。    かき混ぜた結果がこの白濁湯。意図的にかき混ぜたわけではありません。