八幡平温泉(Hachimantai Spa)
施設名 岩手酒類卸八幡平保養所 からまつ荘 場 所 岩手県八幡平市字寄木 源泉名 八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質 単純硫黄泉 温 度 68.0℃ pH 5.6 溶存成分総計 106mg/kg お湯の様子 薄ポカリスエット色透明,温め,硫黄臭,かけ流し 料 金 300円 営業時間 要相談
八幡平リゾートスキー場でスキーをした後に、冷えた体を温めるために立ち寄った旅館。スキー場よりもさらに奥へ入ったひっそりとした場所にあり、パッと見は営業していないかのように見えるが管理人もきちんと常駐しており、日帰りでも利用させてもらうことができる。浴室は階下に下った場所にある。
脱衣所も浴室も小ぢんまりしていて何だかホッとするような造り。天井の方を見ると何やらスポットライトが浴室の窓の方向に向いて(下写真参照)いる。普通はスポットライトなどは部屋を照らすように配置されるのだが、ここのスポットは3つとも壁側の方にぴったりと寄り添って窓方向を向いている。点灯させてみてわかったのだが、このスポットが浴室内の灯りになっているのだ。硫黄泉の旅館は電気類がすぐにイカレてしまうので、間接照明としてこういうアイデアを使うのも手段の一つなのだと感心してしまった。
さて、早速明るくなった浴室に入ってお湯を味わってみた。浴室内には甘い硫黄臭が充満していて、水色タイルの浴槽のタイルの間からサラサラとかけ流しになっているお湯が見える。この甘ぁい香りが素敵だ。湯温はやや温めの適温で、うっすらポカリスエット色に濁っているようにも見える。体を沈めると洗い場が一気に洪水に襲われ、浴室内に湯気が充満した。うぅん、贅沢な気分だ。温めの設定なのでゆっくりといつまでも入っていられそうな錯覚に陥ってしまう。お湯にとっぷりと浸かり、先ほどのぼんやりと光る間接照明を眺めながらのんびりと湯浴みした。
ここは時間があるときに、のんびりと1時間近く浸かっていたい素敵な宿だ。H22/12/24
小振りな内湯が一つ。当然のことながら源泉かけ流しです。 蛇口がそのまま源泉投入口。 静かにかけ流されていく様子。見えますかね。
脱衣所にあるスポットライト?? 点灯するとこうなります。 なるほど。浴室内の電灯は硫化水素でダメになるのでその対策なんですね。なるほど。