渡り温泉(Watari Spa   


施設名 別邸 かえで

場 所 岩手県花巻市湯口字佐野
源泉名 花ごころの宿渡り(かわせみの湯)
泉 質 単純温泉
温 度 67.4℃ pH 8.3 溶存成分総計 901mg/kg
お湯の様子 無色透明、無味、温泉臭(露天風呂のみ塩素臭)、かけ流し
料 金 600円 営業時間 11:00〜20:00

 渡り温泉に日帰り入浴をお願いした時に最初に間違えて入ってしまったのがこの「別邸かえで」だ。フロントの笑顔が素敵な女性に、「日帰り入浴はさつきのほうでお願いします。」と断られ、車に戻るのが面倒だったので「こちらから入ってはだめでしょうか?」と尋ねると、「けっこう距離を歩きますよ」と紹介されたので、とりあえず車に戻り、車をさつき側へと移動させた。入浴料をさつきで支払い、さつきのお風呂を堪能した後に、満を持してかえでに突入した。さつきで入浴料を払うとかえでにも入れるのだが、それを知らない人も多いらしい。

 かえでへの連絡通路はエレベーターを上がった2階にある。2階の長い渡り廊下を何度も曲がりながらたどり着いた先のエレベーターを下った先に、趣が違う別邸かえでが待ちかまえる。約3分程度歩いたところで先ほどのお姉さんが笑顔で待ちかまえていた。(確かに歩くと長いかもしれない。)さつきはあんなに混み合っているのに、こちらのかえでの浴室はしいんと静まりかえっている。まさかの貸切状態だった。

 脱衣所は和風な感じがする造りで、狭めだ。脱衣所からは露天風呂にも内湯にもいける仕組みになっている。まずは内湯へ入ってみた。扉を開けるとふわっと温泉臭が香る。うん、これですよこれ!こんなに渡り温泉はいい香りがするんだ!と改めてびっくりさせられた。体をさっと洗い、浴槽に体を沈めてみる。浴槽の縁からは惜しみなくお湯が溢れていく。湯面近くなると温泉臭がさらに香ってくるのがわかる。湯温もやや熱めの適温で、素晴らしい湯遣いだ。それにしても、なぜこんなに湯遣いも良く、雰囲気も良く…、なのに貸切なのか??一緒に入った温友とニヤニヤしながらしばしこの湯を楽しんだ。続いて露天風呂に行ってみたが、こちらは風情だけですぐに内湯へ戻った。露天風呂には舞台湯もあったが、温かったし、何より塩素消毒臭が…。
 内湯は次の客が来るまで何度も入り直してしまった。奥の橋の部分はトドスペースにもなりそうな広さで、床全面にお湯が溢れていく。ここはとても気に入りました。次回はさつき素通りでまっすぐかえで直行間違い無しだ。

H29/3/4


  
しっかりかけ流されている内湯。ここが最高でした。客が誰一人いないんです。  湯口も工夫されています。   内湯を通って露天風呂にも出られます。

  
脱衣所からも露天風呂に出られます。   湯口からはちょろちょろ出しているだけであとは循環湯でしょう。   長い長い渡り廊下を歩くんです。そこにかえでがあります。