西根温泉(Nishine Spa)
施設名 おらほの温泉 場 所 岩手県八幡平市大更 源泉名 西根温泉(宝の湯) 泉 質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 温 度 54.2℃ pH 8.4 溶存成分総計 1,566mg/kg (Na 489mg, Cl 384mg, SO4 253mg, HCO3 303mg)
お湯の様子 無色透明、うっすら塩味、温泉臭、熱め、かけ流し 料 金 500円 営業時間 10:00〜22:00
旧ゲンデルランドがかけ流し施設に変わったという情報を得ていたので、近くを通った際に立ち寄ってみた。西根ICから北の方に若干戻った先にある温泉施設。以前はゲートボール場や庭園、ホテルなどを併設した巨大リゾートセンター系施設だったのが、現在は日帰り温泉として営業している。この日は地域の演芸会がホールで行われており、カラオケの大会で盛り上がっていた。
脱衣所に入ってびっくりしたのが、ひろびろとした脱衣所の奥に卓球台があることだ。ラケットも数本準備してあり、湯上がりや休憩時に卓球ができるようになっている。まさかマッパで卓球をする人はいないとは思うが…。
入り口から扉を開けようと思って手元を見ると、昭和の雰囲気をもったレディの張り紙「静かに開けてくれたらありがたいです!お・ね・が・い」があった。どう見ても昭和50年代の髪型をしたアイドルだ。いいねえ、この雰囲気。さて、浴室へゴーです。青森ヒバを使った小さめの浴槽にサウナ、水風呂、ミストルーム、そして主浴槽だ。以前は主浴槽が2つあったような作りになっていたが、現在はかけ流しの良さを出すために、片方だけを利用している。湯口から一旦貯めて注がせる形式で、主浴素には大沼の湯と書かれていた。こちらはやや熱めの42℃で、無色透明なお湯が注がれかけ流されている。お湯からはふんわりと温泉臭が香り、つるつる感があってとても良いお湯だ。ゲンデルランド時代にはこれを循環消毒して利用していたかと思うともったいないなと思う。現オーナーの心意気に感謝だ。今度はヒバ浴槽に入ってみた。こちらは先ほどの浴槽よりも温めで41℃だ。こちらは2人サイズで、利用客が少ないときはのんびりと浸かるのに良さそうだ。今回はこちらの浴槽にじっくり浸かってお湯を楽しんだ。湯上がりにロビーに戻ると、以前カラオケボックスだったらしい2つの部屋スペースが改造され、昭和ルームになっているのに気付いた。一つは昭和の小部屋と名付けられ、カラーテレビや野球盤、本など、昭和を醸し出すアイテムがたくさん展示されていた。もう一つの部屋は昭和の音楽を楽しめる部屋で、レコードとレコードプレーヤーが置いてあった。白いギターも印象的だった。お湯遣いの良さ、そして昭和に拘ったオーナーの心意気がとても素敵に思えた1湯だった。これもアリだと思います。ぜひまだ未踏の方は足を運んでみてください。
H25/12/22
入り口を開けるとそこに広がる2つの浴槽。なかなか良いです。 主浴槽は熱めでした。大沼の湯と呼んでいます。 湯口は一旦ためて落とす方式です。
こちらは青森ヒバを利用した小浴槽。適温でした。 湯口もヒバ作りです。 ゲンデルランド時代の遺物。独逸風のサウナです。
卓球台あり、脱衣所で卓球ができます。ラケットも玉もありました。 旧カラオケボックスを改造して昭和の小部屋と昭和の音楽館がありました。本当に昭和の雰囲気です。